キヤノン RF85mm F1.2 L USM 正式発表 最高レベルの画質を実現
キヤノンが、大口径中望遠単焦点レンズ「RF85mm F1.2 L USM」を正式発表しました。BRレンズとUDレンズを採用する事により色収差を大幅に抑制し、特殊コーティング ASCによりフレア・ゴースト耐性が高いレンズに仕上がってる模様。
RF85mm F1.2 L USM 基本スペック
- 画角(水平・垂直・対角線) : 24°・16°・28°～30°
- レンズ構成 : 9群13枚
- 絞り羽根枚数 : 9枚(円形絞り)
- 最小絞り : F16
- 最短撮影距離 : 85cm
- 最大撮影倍率 : 0.12倍
- フィルター径 : 82mm
- 最大径×長さ : φ103.2×117.3mm
- 質量 : 約1,195g
発売時期・価格
- 2019年6月下旬発売予定
- キヤノンオンラインショップ価格 : 332,500円+税
特長 ※プレスリリースより
- 焦点距離85mmのキヤノン製交換レンズにおいて最高レベルの画質を実現
- キヤノン独自開発の「BRレンズ」を含む光学系により色収差を大幅に抑制
- 快適な操作を実現するコントロールリングを搭載
F1.2開放から画面全域で高解像度・高コントラストを実現している事を謳っていて、ポートレートの定番焦点距離だけに、ピントに芯がありながら大きなボケをつくる表現を前提に設計された事が伺えます。「RF50mm F1.2 L USM」に続く大口径単焦点Lレンズなので注目している EOS R / EOS RP ユーザーさんは多いのではないでしょうか。
リングUSM
「RF85mm F1.2 L USM」は " リングUSM " を採用し高速・高精度なAFを可能にしているとのこと。カメラ側の描画エンジン DIGICがレンズ側のマイクロプロセッサーにフォーカス駆動信号を送り、高トルク高レスポンスなリングUSM(ウルトラソニックモーター)が大きく重いフォーカスレンズ群を高精度に駆動させるそうです。
BRレンズ
- 青色の光の進路を制御し大口径レンズに出易い色収差を高度に補正する複合レンズ
- 絞り開放からキレのある鮮鋭な描写性能を実現
ASC（Air Sphere Coating）
- レンズ表面の蒸着膜の上に、二酸化ケイ素と空気を含んだ膜を形成することで光の反射を抑制するコーティング技術
- 特に垂直に近い角度で入射する光に対して、高い反射防止効果を発揮し、フレア・ゴーストを大幅に抑制
「RF85mm F1.2 L USM」は開発発表された6本のRFレンズの内の1本になります。同時発表されませんしたが DS(デフォーカススムージング)技術を採用したボケ味が美しい「RF85mm F1.2 L USM DS」も予定。※最新レンズコーティング技術を使う事で、アポダイゼーション・エレメントを採用したSTFレンズと同じような効果を実現
製品ページには、MTF曲線やサンプル画像も掲載。レンズ構成図に関しては、プレスリリースの方が詳細な図が掲載されている模様。加えて「EF85mm F1.2L II USM」と色収差低減と比較できる画像もプレスリリースに掲載されています。