キヤノン「EOS 90D」正式発表
キヤノンが、EFマウント APS-C デジタル一眼レフ「EOS 90D」を正式発表しました。2019年9月中旬発売予定で、3250万画素センサーを搭載し、描画エンジンは DIGIC 8を採用、高速連写はファインダー撮影10コマ/秒、瞳AF、4K30pなどを実現したミドルクラス デジタル一眼レフに仕上がっている模様です。
EOS 90D 基本スペック
- 撮像素子 : 3250万画素 APS-C CMOSセンサー ※デュアルピクセル CMOS AF 対応
- 描画エンジン : DIGIC 8
- 画像サイズ : 6960×4640px Jpeg / RAW 14bit (キヤノン独自) / C-RAW
- 光学ファインダー : 視野率100% 0.95倍
- AF方式 : デュアルピクセル CMOS AF
- 測距点 : クロス測距点 最大45点
- ISO感度 : ISO100～25600 (拡張 ISO51200)
- 露出補正 : ±5EV
- シャッタースピード : 1/8000～30秒 ※電子シャッター最高 1/16000秒
- 高速連写 : ファインダー撮影 10コマ/秒、ライブビュー撮影 11コマ/秒
- 高速連写 流し撮りモード : ファインダー撮影 5.7コマ/秒、ライブビュー撮影 4.3コマ/秒
- 内蔵ストロボ : ガイドナンバー約12
- 4K動画 : 3840×2160 29.97p/25.00p 120Mbps
- タイムラプス動画
- ボディ内電子手ブレ補正（コンビネーションIS）対応
- カメラ内RAW現像対応
- 背面モニタ : 3.0型 3:2 104万ドット TFT液晶
- インターフェース : 外部マイク入力端子(Φ3.5mmステレオミニジャック)、 ヘッドフォン端子、デジタル端子(Micro-B)、HDMIミニ出力端子(タイプC)、リモコン端子
- Wi-Fi & Bluetooth
- バッテリーパック : LP-E6N / LP-E6
- サイズ : 140.7（幅）×104.8（高さ）×76.8（奥行）mm
- 質量 : 701g (バッテリー・メモリーカード含む)
- 防塵防滴仕様
量販店売り出し価格 (ボディ単体 / EF-S18-135 IS USM レンズキット)
- キヤノンオンラインショップ … 162,000円 / 213,300円 (税込) ※特典なし価格
- ヨドバシカメラ … 162,000 / 213,300円 (税込)
- マップカメラ … 145,800円 / 191,970円 (税込)
- カメラのキタムラ … 145,800円 / 191,970円 (税込)
- ビックカメラ … 162,000円 / 213,300円 (税込)
噂で「EOS 80」と「EOS 7D Mark II」両後継機を兼ねる機種になるのではないか？と言わされてきました。製品ラインアップ上 " ミドルクラス " としてリストアップしているので、連写性能を引き上げているもののポジション的には「EOS 80D 後継機」カラーが強そうな印象。※現行 EOS 7D Mark IIは、ハイアマチュアモデルとしてリストアップ
しかし3250万画素センサーを搭載し、描画エンジンはDIGIC 8を採用、光学ファインダーは視野率 100% 倍率0.95倍、瞳AF (ライブビュー撮影 サーボAF / 動画サーボAFに対応)を実現し、光学ファインダー高速連写もEOS 7D Mark II レベルの10コマ/秒まで引き上げてきています。
今回 新たに " 光学ファインダー対応の流し撮りアシスト " を採用。AEセンサーも「新型22万画素RGB＋IR（赤外線）測光センサー」を採用している全体的な基本性能を引き上がている事が伺えます。加えてEOS RPと同等の 低輝度撮影限界性能は「-5EV」を実現しています。EOS Rは-6EVを実現を実現しているので、スペック的な差別化を所々感じる事も。
あと超望遠域1600mmでAFを実現する「F8/F11光束対応AF」を謳っていますが、レンズや状況によって対応できない場合があるとのこと。
ここ数年でデジタル一眼レフ市場が急激縮小している状態ですが、久々に投入するミドルクラス APS-C デジタル一眼レフ「EOS 90D」が市場でどのような評価を受け、売上を伸ばすのか注目です。プレスリリースを見てみるとキヤノンは、2019年のレンズ交換式カメラ世界市場 販売台数 約860万台を見込んでいます。※2018年のレンズ交換式カメラ世界市場 販売台数は、約1,030万台