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キヤノン「小型・軽量なカメラを作るためにミラーレス構造を採用したわけではない」

キヤノンがC-magazine上でRFレンズ担当者 公式インタビュー記事「RFレンズ」を掲載しました。RFマウント・RFレンズのこだわりを語ったインタビュー記事なのですが、その中で「小型・軽量なカメラを作るためにミラーレス構造を採用したわけではない」と語っています。

一般的にミラーレスカメラは、小型・軽量なカメラを作れることが特徴だといわれる。だが、キヤノンでカメラ用交換レンズの光学設計を担当する滝 慶行は、「EOS Rシステム」がミラーレス構造を採用した理由は異なると話す。

「『EOS Rシステム』は、決して小型・軽量なカメラを作るためにミラーレス構造を採用したわけではありません。『想像を超える高画質』を実現できる新しいイメージングシステムを追求した結果、ミラーレス構造に行き着いたのです」※C-magazine Episode.27 「RFレンズ」より

キヤノンは現時点で「EOS R」「EOS RP」をラインアップしていますが、さらに上のモデルとなる「EOS R プロ機」の噂も登場つつあり今回のコメントは興味深く感じます。ソニーはEマウント フルサイズ機において小型サイズである事を重要視していますが、今回のコメントを見る限りキヤノンにとって " サイズ・質量 " は、最優先課題ではないと受け取る事も出来るのではないでしょうか。

タイトル通りRFレンズの話が中心で、EFレンズと比べて何が優れているのかRFシステムをアピールする内容となっています。先日 " RF/EF ハイブリッドマウント " の噂が登場したばかりなだけに、キヤノンがRFシステム1本に注力していくのか、包括的な対応をしていくのか気になるところです。

今後もRFレンズラインアップを強化していく事も明言していて、より多くの選択肢を提供していくと方向性を明らかにしています。