キヤノン「1年も時間があれば、東京五輪に向けて製品群をさらに拡充できる可能性はある」
ニュースイッチ(日刊工業新聞)が、デジタルカメラ市場需要急減記事の中でキヤノン常務執行役員イメージコミュニケーション事業本部長 戸倉剛氏 インタビューも紹介し興味深い内容となっています。
COVID-19の影響の中、収束後の社会・経済状態を見据えた戦略の変更・対応について語った内容となっており個人的に興味深かったポイントを2つピックアップしてみました。
東京五輪の延期は残念だが開発中「EOS R5」が進化する時間にもなる
東京五輪・パラリンピックが延期された質問に対して、使いこなしてもらう時間が増え、開発中のフルサイズミラーレスカメラ「EOS R5」が進化する時間にもなるとコメントしています。まだ「EOS R5」は正式発表しておらず、一部スペックは公開済みですが当初のスペックより機能強化している事を指しているのでしょうか。それともフォームウェアアップデートで機能強化する予定があるのでしょうか。色々想像してしまいます。
「EOS R5」「EOS-1D X Mark III」以外に東京五輪に向けて投入する製品を増やす予定は？
「1年も時間があれば、大会本番に向けて製品群をさらに拡充できる可能性もある。」「交換レンズも種類を増やす余地が生まれた。」とコメント。思わずミラーレス版 1DX「EOS R スピードカメラ」の登場に期待しています。交換レンズにも触れていて、レンズに関しては今後も開発スピードを緩める事なくRFレンズが登場しそうな事が伺えます。
この手の質問はノーコメントを貫くか肯定も否定せず未来の事だけに可能性があるとだけ語る事が多いですが、今回は前向きに可能性を語っているような印象。