キヤノン 経営方針説明会 成長戦略としてミラーレスでも世界シェアNo.1確立を目指す
キヤノンが経営方針説明会を開催しました。その中でイメージング事業において成長戦略としてミラーレスでも世界シェア No.1確立を目指す事を明言しました。
カメラについては、エントリー市場を中心に縮小が続いていますが、高品質な映像 表現を求めるプロやハイアマチュアを中心にしたユーザー層の需要は底堅く、全体としての市場には底打ち感が見えてまいりました。
ここ数年当社は、フルサイズミラーレスカメラとRFレンズの製品力を強化し、ラインアップ拡充によるEOS Rシステムの魅力向上に努めてきた結果、ミラーレスカメラでも確固たる地位が築かれ、トップシェアが狙える状況になってまいりました。シェアアップと同時にプロダクトミックスを改善させ、さらにはこれまで進めてきた構造改革効果と併せて、安定的に高い収益を生み出せる体制を整えました。
今後もユーザーの声を反映してラインアップの拡充を図り、ミラーレスでも世界シェアNo1の地位を確立し、売上規模を維持するとともに、自動化の拡大や開発の効率化などにより、収益性のさらなる引き上げを図ってまいります。※説明会資料(ノート付きより)
ミラーレスでも世界シェアNo.1の確立
岩盤層と言われるプロとハイアマ需要が高い事と、キヤノンは数年前ぐらいからカメラ市場の縮小に関して底打ち感がある事は何度かインタビューや決算発表などで発言している印象。今後も「EOS R」システムのラインアップをさらに拡充し、売上を維持しながら収益性を上げていく事が上記の資料から伺う事が出来ます。
2022年はキヤノンがソニーを追い抜く年
ここまでキヤノンが経営方針説明会で明言する以上は裏付けもしくは確信があるのはずなので2022年のミラーレス世界市場はキヤノンがソニーを追い抜く年になるかもしれません。少なくともキヤノンがトップシェアを目指すと明言できるぐらいにRFマウントシステムが成長してきたと言えるのではないでしょうか。
RFマウント フラッグシップ機「EOS R1」が控えていると思うし、他にも高画素機やAPS-Cで言えば「EOS 7D シリーズ」直系の後継機となるRFマウント APS-C カメラを期待しているユーザーさんは多いのではないでしょうか。あとは「EOS M」を続けるのか、RFマウントで「EOS Kiss」シリーズを投入するのかキヤノンは様々な手札をまだ持っておりどのカードから切ってくるのか注目です。RFレンズ群もまだまだ登場しそうな展開に。