キヤノン EOS R50V 開発者 インタビュー動画が興味深い
キヤノンがYouTubeに公開した「EOS R50V」開発者インタビュー動画が興味深い内容となっています。
キヤノンはすでに「PowerShot V10」を展開していましたが、今回「PowerShot V1」と「EOS R50V」を発表し、本格的に " Vシリーズ " が動き始めた印象です。上記の「EOS R50V」開発者インタビュー動画を見てみると、キヤノンとして踏み込んだコンセプトと機能を詰め込んだ機種である事が伺えます。
映像を見てみると開発者のコメントを一旦バラして、1つ1つのコメントのピースを組み合わせた構成となっており、個人的に興味深かったフレーズをピックアップしてみると…「このカメラは今までの延長線上で作るべきカメラではないんです」「新しい考え方に基づいて新しく作っていくものなんです」「今の世の中に必要なカメラ」「企画の話が上がった段階で今までに見たことがないカメラ」「これまでの成功体験的なところは一度忘れて…」「動画において尖ったところをどんどん入れていって良いよと…そういった機種でした」「未知の領域も検討していかなければならない製品」「これからキヤノンは動画も力を入れていくぞというのを、はっきり分かる形で外に向けて発信していける機種になる」
「キヤノンとして新たな挑戦」「特にソーシャルメディアで活躍するようなクリエイターのことを第一に考えて作ったカメラです」「この時代に必要なカメラというのは、こういうものなんだという事を真っ直ぐぶらさずに持って突き進むことが出来たのかなというふうに思っています」「ユーザーにとって新しいって何かを考えながらデザインしている」「EOS R50Vをデザインする上でいろんな挑戦が出来ると思いました」「カメラがもっとアクティブに使われるようになり、Vlogであったりとか、手持ちでカメラを振り回してガンガン被写体を切り替えて撮っていく、そういった部分の性能が必要になってくるころで、カメラに落とし込んだところになります」
「数ミリ単位でホールド性などを何度も何度も話し合いながら」「みんなで新製品をゼロベースで作り上げていこうというところで、私の中で過去機種よりも皆が高いレベルで仕上げていった機種かと思っています」「キヤノンで初めてフラットデザインにしている」「天面がフラットでエッジがシャープに」「アクセサリーを付けた時に操作部材にアプローチし難いとか、そういったものあるのでどうしてもフラットにしたかった」「ミニマルなデザインの存在」「内部設計は苦労しました」「ライブストリーミングにも重きを置いているカメラ」「熱での制限がない撮影を可能にした」
「被写体限定AFだったり、被写体追従特性であったり、今まで上位機種でしか搭載されていなかった機能も搭載されています」「レンズに関しましては、中点復帰するズームレバー方式をとりました、姿勢を変えた時でも操作しやすいズームレバーといういうところがコンセプトで注力し設計してまいりました」「スマホのネイティブ世代の方々は、縦位置動画が主流で縦位置三脚穴を搭載しました」「従来なかったUIを今回 EOS R50V のために新設しました」「動画における画作りの機能がかなり拡充している」
「クリエイターにとっていつもそばにいる相棒じゃないですけど、支えてくれる、寄り添ってくれるような存在でクリエイティビティ発揮していただきたいと思います」「簡単に撮れるところから、ちょっと一歩踏み込んだプロの仕様まで載っている機種というところを、是非体験していただきたい」「動画ユーザー向けに広くより満足度の高いものを届けたい」「ただたくさん機能を盛り込んだだけでなく、4K30pは6Kからオーバーサンプリングで4Kを作る処理を行っており高画質な画を撮れるというところもあると思っています」「縦動画撮影は、今までのキヤノンカメラと比べて比較的に使い易くなっていると言えると思います」「皆さんが行かれるところに是非カメラを連れて行っていただいて、皆さんの表現を存分に発揮していただければと思います」「変えるべきものは変えていくし、生かすべきものはもっと生かしていく」「我々にとってもチャレンジングな製品作るのかなと思っていて、キヤノンが新たな新機軸な提案をしていって、このカメラさて持っていれば自分の思い通りの表現がすぐに出来る、そうやって豊かなクリエイティビティが発揮されたものが、この世の中に溢れてくれれば、我々メーカーとしては本望だなと思います。」

これ以降はデジカメライフ雑談になります。
キヤノン製品(EOS,PowerShot)は、ブランドイメージとは逆で開発方針は基本 " 保守的 " な印象が個人的にあるのですが、今回の「EOS R50V」はかなり踏み込んだコンセプトで設計された事が伺えるインタビュー動画となっています。製品ページやプレスリリース、そしてプロモーションムービーなどでは伝える事ができない「EOS R50V」インタビュー動画ではないでしょうか。すでに「EOS R50V」の購入を検討中の方や興味のある方は、観て損はない開発陣インタビュー動画となっています。