キヤノン「APS-Cカメラは、多様なニーズ応えられるようラインアップ拡充を図る」
ImagingResourceが、CP+2025 キヤノン インタビュー記事を掲載しました。ボリュームのあるインタビュー記事となっており、個人的に興味深かったAPS-Cカメラのやり取りをピックアップしてみました。一緒に見てみましょう。

Q : APS-Cラインアップは充実しており、APS-C市場の活況状況を教えてください。具体的な数字は言えないと思いますが、APS-Cとフルサイズボディの台数比は10:1でしょうか? それとも5:1?もしくは100:1? 多いのでしょうか、少ないのでしょうか?
A : APS-C市場は非常に活況を呈しており、その主な理由は素晴らしいバランス " 手頃な価格と性能 " を提供しているからです。2023年に発売した「EOS R50」と「EOS R100」はグローバルでベストセラーとなりました。我々は顧客のニーズに応えられるよう、ラインアップの拡充と多様化を進めていきます。
フルサイズとAPS-C市場の比較についてですが、具体的な数字は申し上げられません。ご指摘の比率よりもフルサイズの方が有利である事は言えます。APS-Cは重要な市場ですが、APS-Cとフルサイズのバランスはご指摘の比率よりもフルサイズに傾いています。
「EOS RP」や「EOS R8」のような安価なフルサイズ・エントリー機の存在が大きく、初めて(システム)カメラ購入する多くのユーザーが、フルサイズカメラを選ぶようになった事も語っており、カメラ市場においてフルサイズカメラが身近な存在になっている事が伺えます。
今回のインタビューでキヤノンは " APS-Cカメラは、多様なニーズ応えられるようラインアップ拡充を図る " と語っており、その言葉通りレンズ交換式カメラとして初となるVシリーズ「EOS R50V」を発表しました。