ホーム > カメラニュース 2025 > キヤノン カメラ下位機種の生産 外部委託検討報道

キヤノン カメラ下位機種の生産 外部委託検討報道

日本経済新聞が、キヤノン 最高財務責任者(CFO) 田中稔三氏インタビュー記事を掲載しました。その中でカメラやプリンターなどの製品 下位機種の生産において外部委託する可能性を示唆しました。ちなみに来年度は、新たなキヤノンの中長期経営計画が策定されます。

来年度以降の自己資本利益率(ROE)を引き上げるために様々な製品の下位機種の生産を外部委託する検討している事を明らかに。カメラやプリンター製品が対象となる可能性があるとのこと。現在のキヤノンは好調を維持しており、好調な時に資本効率を上げる事を目指しています。※自己資本利益率(ROE) : 株主資本利益率とも言われ、会社が資本をどれだけ効率化し利益を生み出しているのか数値化した指標で投資家が重要視する財務指標の1つ。

これ以降はデジカメライフ雑談になります。

キヤノンの中長期経営計画「Phase VI 2021-2025」は今年度で終わります。来年度から新たな中期経営計画「Phase VII (仮名)」が策定されると思いますが、次期中期経営計画における映像事業の方向性に値注目したいところ。今回の記事を見る限り、自己資本利益率(ROE)の向上を目指す事が伺え株価推移も気になるところ。

株価

2025年12月12日(金)時点におけるキヤノン株価を見てみると、年初来で-5.16%となっています。映像事業自体は決算発表を見る限り、多少トランプ関税影響を受けていますが大きくはありません。複合機や印刷機といった米国市場の影響が大きいプリンター事業やメディカル事業の業績を指摘する声もあります。半導体分野では新技術「ナノインプリント」でASMLからどのくらい半導体露光装置のシェアを奪えるのか注目したいところ。 ※株価のスクリーンショットはGoogle Finaceより