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キャノン EOS 5D Mark III は、フェラーリではなくトヨタみたいなカメラ

EOSHDが、キャノン EOS 5D Mark III の動画機能レビューを掲載しています。5D Mark III は、車に例えるとフェラーリではなくてトヨタみたいに保守的なカメラという印象のようです。

  • キャノン EOS 5D Mark III 4年もの歳月をかけて作られて5D Mark II 待望の後継機だ
  • 動画にははっきり不満があってビデオ出力が1080pらしいが、パナソニック GH2の720pモードとほぼ変わらない…しかもGH2は1080以上の解像度を保持している
  • 圧縮方式 All-I は、ひどいモスキートノイズの問題がある
  • 動画に関しては、5D Mark III よりパナソニック GH2の方が良い仕事をする
  • ただし5D Mark IIIはフルサイズ機だし高感度耐性がありISO6400あたりまで常用なのでGH2を補完する
  • キャノンにフェラーリのようなカメラを期待しているユーザーには申し訳ないが、5D Mark III は、小さいな斬新的な改善し、非常に正しく、非常に保守的で、非常に平凡なカメラである
  • ノンリニア編集時にガンマ問題の影響を受けやすい…キャノンはアップルと話を持つ必要がある
  • 結論として5D Mark III は5D Mark IIと比べて大きな改善はなく、動画を比べて見たらこの違いに気付く人はいないだろう

うわっ…かなりダメ出しが多いレビューになっています…^^; しかも後半はEOS C300に対しても少し疑問を呈していて、5D Mark IIIが価格やマニュアルフォーカスの乏しさ、拡大フォーカスボタンの位置にまで言及しています…^^; しかも最後は、キャノンは金のガチョウを殺したとまで書かれていて、日本的に言えば金のなる木を枯らしたってイメージでしょうか…。

自分はほとんど動画撮らないんで、動画性能はそれほど気になりませんけど、動画で飯を食っているプロ映像家達にとっては投資もしないといけないし、死活問題ですからこういうレビューになったのでしょうか。でも以前は静止画において写真家の、5D Mark IIの強化版的な5D Mark IIIの仕上げに高評価なレビューもありましたから期待と求めるのものによって評価が分かれている可能性も。

でも良い所も少しは書かれていて、動画自体はD800よりも少し優れていて、モアレとエイリアシングは改善されいると♪ 今回キャノン・ニコンのフルサイズ機って動画に力を入れている印象もあるんですけど、この辺はファームウェアで改善されていくのか気になるところですね。