Wi-Fi機能付きのデジタルカメラは、セキュリティの問題が潜んでいる
Canon Watch が、Wi-Fi機能付きのデジタルカメラにはセキュリティの問題が潜んでいるという記事を掲載しています。世界ハッカー大会で、カメラを乗っ取られて完全に制御されてスパイカメラとして使用される事が証明されたとのこと。
- Wi-Fi機能付きのデジタルカメラは、Wi-Fiを使用する時セキュリティの問題が潜んでいる
- Wi-Fi問題は、カメラに保存されている画像を盗まれたり、勝手にアップロードされる可能性がある
- しかも完璧に制御を乗っ取られて、ライブビューモードでスパイカメラとして使用されることも可能なのだ
- SchmooCon ハッカーコンベンション 2013でこの問題が議論された
- 彼らはキヤノン EOS 1D-xを使用してこの問題を証明した
- この問題を防ぐには、WPAがサポートされていなければ、WEPを使用するに限る
- 少なくともWEPをサポートしていないWi-Fi対応カメラは買ってはいけない
- まあ基本的にこの手の機種には、WEPやWPAがサポートされていると思うが、ちゃんとカメラ設定でセキュリティがOnになっていることを確認しておいた方が良い
上記の動画の40分ぐらいのところから実際にハッキングされる所をデモンストレーションしていて、43:30ぐらいでは完全に乗っ取られてコントロールされている状況になっています。ちなみに壇上の2人は、ドイツのITコンサルティングスタッフとセキュリティ研究者だそうです。
ホテルやカフェなどのWi-Fiサービスで悪用される可能性があるそうです。
最近のデジタル一眼(レフ)カメラにはWi-Fi機能が搭載されたり、外付けユニット経由で使えるようになった機種が出てきていますし、魅力的な機能のひとつになりつつありますから、この機能を使うユーザーさんは念のために設定を見ておいた方が良いかもしれませんね。