リコー GR vs ニコン COOLPIX A
Ming Thein が、ニコン COOLPIX A と ペンタックスリコー GR を比較したレビューとサンプル画像を掲載しています。
ペンタックスリコー GR の良いところは…
- 人間工学に基づいた使いや易いボディと操作感、しかも片手で操作可能
- 露出の高い日中でのAF速度は速い
- ニコン COOPIX A と比べて300ドル安価でアドバンテージを持っている
- モノクロ画像の良さ
- 遠景を撮影した時コーナーの解像度がわずかに良い
- フォーカスモードが秀逸 マニュアル、ゾーンAF、スナップモード…etc
- カメラ内RAW現像が可能
- 21mmワイドコンバージョン レンズが利用可能なところ
- F5.6で1/4000秒が稼げる
- ローパスフィルターレスであることろ
- 35mmクロップモードが搭載されている
ペンタックスリコー GR の悪いところは…
- 露出の高いシーンのAFは高速だが、露出の低いシーンになるとAF速度は低下しAF精度も落ちる
- RAW現像において、ペンタックスリコーが用意しているプロファイルを使用しないと赤味がピンクがかってしまう(それでいてJpegの色味は、ニコン COOLPIX Aより良い)
- 露出はハイライト気味である
- プログラムモードの時、露出の強弱に関係なく光が弱くてもF4から下がることはなく、F4~F8を維持しようとする
- フォーカスポイントを移動させる時に複数のボタンを押さなければいけない
- 背面液晶は、日中使用した時薄暗く感じる
- ケラレが目立ち、明るい光源にはフレアが生じる
- NR(ノイズリダクション)の設定が、RAWファイルに影響するようだ
- 撮影した画像を3.4倍以上で確認したい時は、RAW+Jpegで撮影する必要がある
- MFは、ニコン COOPIX Aの方がダイレクト感があり素早く焦点できる
ニコン COOLPIX A の良いところは…
- 露出の低いシーン(室内や暗所)でもAFスピードが低下することなく一貫したAF速度で正確である
- オートホワイトバランスが良好で、とくに赤味を帯びた空間の色精度が良い
- 画像は、ややポップな感じがする仕上がりだ
- マトリックス(ゾーン)測光がGRより正確 (白飛びしない)
- 背面液晶モニタは、ピンの位置を掴みやすい
- レンズは、色収差とフレアを良く制御している
- COOLPIX A専用のマニュアルフォーカスリング
- GPS(GP-1A)とWi-Fi(WU-1a)アクセサリーに対応している
- Made in Japanである
- わずかにCOOLPIX Aの方が電源ONにした時に速く起動する
- メニューを独自に追加できる "マイメニュー" の存在
- Fn1ボタンに半押し測光ロックを割り当てることができる
- フォーカスポイントを変更するのが楽
ニコン COOLPIX A の悪いところは…
- ペンタックスリコー GRより300ドルも高価
- AFが高速でない
- ボタンやメニュー周りの使い勝手が悪い
- メニューが素早く直感的に使えない
- フォーカスモードに被写界深度を設定できるモードがない
- 外付けファインダーを装着した時、背面モニタがOffにならない
ざくっと抜き出すとこんな感じでしょうか。元記事には同じシーンを両機で撮影して比べたサンプル画像がいくつか掲載されているので、露出や色味などの傾向を確認できるかと思います。あと一定の設定で撮り比べた画像で、ペンタックスリコー GRの露出が高めになる傾向と赤味の再現性に関する思考も掲載されているようです。
加えてISO高感度耐性の比較画像や、 細かい色味の傾向、モノクロでの比較、そしてメニュー周りの細かい使用感と問題点など多岐に渡ったレビューとなっています。