Konost FF それは真のデジタルレンジファインダーカメラ 2016年発売?
レンジファインダーカメラと言えば " ライカ・カメラ " を連想する方が多いと思いますが、写真関連のエンジニアやデザイナーが起業した Konost というメーカーが、真のデジタルレンジファインダーカメラと銘打って " Konost FF " をWebサイトに公開しています。35mmフルサイズ、APS-C、1インチ 3タイプのセンサーサイズの機種が用意される模様。フルサイズ機とAPS-C機は、Mマウントとのこと。※自分は、PetaPixel経由でこのカメラの事を知りました。
究極のカメラ体験を提供するべく設計されたカメラで、シンプル仕上げ、2000万画素CMOSフルサイズセンサーと光学-電子ビューファインダーが搭載され、現代の技術を使用したデジタルレンジファインダーカメラを目指しているそうです。※まだ開発中とのこと。
通常のレンジファインダーは、距離計とミラー(プリズム)など物理的に必要ですが、Konost FFは " 真のデジタルレンジファインダーカメラ " と称していて、レンジファインダー用に2つ目のイメージセンサーを搭載する事によりオールデジタルレンジファインダーを実現しているようです。完全にデジタル化される事により、安価に仕上げる事が可能になるとのこと。
FFモデル : フルサイズセンサー搭載 (2000万画素) 、APモデル : APS-Cセンサー搭載 (1200万画素) 、ジュニアモデル : 1インチセンサー搭載 (1080万画素) の3機種が予定されています。
FFモデルとAPモデルは、アルミ合金ボディで、RAWに対応し、ライカMマウントが採用され、ISO感度は ISO100~6400になりますが、ジュニアモデルはカジュアルな使用前提のカメラでプラボディ、Jpegのみ、 固定レンズ ( 35mm F2.0 ) が採用される予定のようです。※各機種のスペックリストも公開されています。(開発キットも含む)
FFモデルとAPモデルは2016年初旬の発売を目指していて、FF開発キットは2015年半ば、ジュニアモデルは2015年末のリリースを目指しているようです。
Webサイトに公開されているヒストリーを見ると、2011年5月コーネル大学大学院生の頃から話が始まっていて、その後メンバーはIBMやオラクルそしてインテルなどに就職しながらも開発は続けられ、2014年3月に起業する事を決意、2014年10月に台北・台湾で本格的な開発・設計が行われ、2014年11月にフルサイズ機のプロトタイプが完成したと記されています。