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DxOが、どのようにラボテストを行っているのか伺える動画 スコアは主観?客観?

DxOMarkは、カメラ センサースコアとレンズスコアを公開し参考にしている方は多いと思います。最近はDxOMark Mobileがかなり注目され、Apple iPhone 8 PlusやGoogle Pixcel2のカメラスコアは、映像関連メディアだけでなく、国内外の一般的なメディアが取り上げる事も多くさらに広がり見せています。一方DxOのラボテストの在り方や、総合スコアの付け方に疑問を抱いている方もいます。You Tubeで少し探してみたら数年前にDxOがラボテストを行っている様子を撮影した動画(日本語字幕)を公開していました。

DxO Optics Modules: Tailored to process your images (Japanese subtitles)

弊社ラボで行われているキャリブレーションのプロセスをビデオでご紹介いたします。DxO光学モジュールは、特定のカメラとレンズの組合せを様々な条件の下で撮影し測定するDxO Labs独自のキャリブレーションプロセスによって開発されています。これによりDxO Optics Proでは、ディスト―ション、ヴィネット、色収差、レンズブラ―などの光学的補正を自動的に適用することが可能になります。モジュール開発は、何千枚の写真撮影と大量の測定データ処理を通して行われます。※You Tube上の解説より

2012年に公開された映像で現在と状況は変わっているかもしれませんが、ラボテストの様子が分かる映像となっています。DxOが公開するスコアそして評価は、ネット上で取り上げれる事も多く、各項目のスコアそして総合スコアの信頼性が重要になってきます。

海外で有名なYouTuber Marques Brownlee氏(BKBHD)が、DxOMark スマートフォンスコアのレーティングシステムを解説した動画公開し海外で話題になっています。

Video: DxOMark's smartphone rating system explained

PetaPixeldpreviewがこの動画を取り上げていて、PetaPixelの記事を見てみると、「DxOはかなり質が高く堅実なテストを行っていて、可能な限り科学的で客観的であろうとしている」と語り各スコアに関しては正確である事が伺えます。しかし総合スコアに関しては、" 客観的 " ではなく " 主観的 " な可能性を指摘している模様。DxOラボ自体がコンサルティング会社でもあるので、製品発売前にスマートフォンメーカーとより良い製品するべく有料で協力する事がある事を示唆し、特定のメーカーのデバイスがそのチューニングによってDxOテストでパフォーマンスが向上する可能性もあるようです。