dpreviewによる2019年カメラ&レンズメーカーに向けた強気ウィッシュリスト
dpreviewが、2019年カメラ&レンズメーカーに向けた強気なウィッシュリスト記事を掲載しました。dpreviewチームが各メーカーに望む新製品、方向性・修正箇所はどのようなモノなのでしょうか。
キヤノン
- RFマウントカメラにボディ内手ブレ補正機構(IBIS)を搭載を、自社製センサーのアップデートもしくはソニー製センサーの導入を
- RFマウントをオープン規格に
- レンズ交換式カメラ(ILC)における動画王者の座を奪還へ - 4K動画クロップはもうやめて!
- EOS Rのマルチファンクションバーは不要
- 真のデジタル版 EOS-3と成り得る " EOS 5D Mark V " の登場
- 考え方を根本的に変える必要性 - (光学性能至上主義を貫くのではなく)デジタル補正を受け入れるべき ※意訳しています
富士フイルム
- フルサイズセンサー搭載 X100 / モノクロセンサー搭載 X100 / 35mm換算焦点距離28mmレンズを採用したX100の登場 (dpreviewチームは、本当にX100シリーズを気に入っているのです)
- 顔/瞳AF機能はX-T3で素晴らしいスタートを切ったので、さらなる顔/瞳AF性能の向上を
- X70 直系となり得る後継機、XF10を後継機と見なしていない
- F1.4単焦点レンズラインアップの更新
- 4K 15fpsといういう仕様は採用しないで欲しい、あれはみっともない
ライカ
- 特別版(リミテッドエディション)はもうやめて欲しい、90年代では無いのだから
- ライカQ2を、(28mmレンズではなく)35mmでも良い
- 1950年代テクノロジー(レンジファインダー)に別れを告げ、MマウントカメラにもEVFを
- 顧客が支払う代金に見合ったものを、カメラ修理も数ヶ月ではなく数日で済ます事
ニコン
- Zシリーズレンズロードマップおける開発の維持
- Zシリーズに " 3D-トラッキング " を、業界最先端を実現したすべてのAFエリアモードをZシリーズへ
- AFモーター内蔵 FTZアダプター
- Zマウントをオープン規格に
オリンパス
- 小型カメラを、PEN-F 後継機?
- OM-D E-M5 Mark III のアップデート(後継機)を
- カメラのメニューシステムをシンプルに
- エントリークラスのPEN/OM-Dにも像面位相差AFを
- Toughカメララインアップに大型センサー搭載機の追加を、すでに最も頑丈なカメラを実現しているのに、なぜ次のステップに踏み出さないのだろうか?
パナソニック
- フィールドシーケンシャルカラー方式のEVFはやめて、永遠に
- 動画撮影時のDFD(空間認識AF)性能を改善させるか、像面位相差AFの採用を
- Lマウントアライアンスに賛同した今、フルサイズセンサー搭載4Kビデオカメラを開発してみてはどうだろうか?
リコー/ペンタックス
- (K-1 Mark IIではなく)真のペンタックス K-1 後継機を
- K-1の再発 - ただの冗談である
- ペンタキシアン(ファン)にちゃんとしたミラーレス機を、Lマウントアライアンスは新たなメンバーを加える余地があるかも?
- ライカQ / ソニー サイバーショット RX1R II 競合機となるフルサイズセンサー搭載GRを
シグマ
- 大きく重い大口径単焦点レンズばかりではなく、コンパクトなF2レンズラインアップの展開を
- 24-70mm F2.8 Artの再考を
- タムロンのようにネイティブFEレンズの開発を
- キヤノン RFマウント / ニコン Zマウントのリバースエンジニアリングを、実力を見せつけて欲しい
- フルサイズ Foveonセンサー搭載コンパクト機を ※元記事はフルサイズMerrillコンパクト機と掲載
ソニー
- サイバーショット RX1R IIIを
- α6000シリーズユーザーをなだめるべく、(新型カメラと)新APS-Cレンズを
- 動画/静止画 両撮影において一貫したAF性能を
- FE 35mm F1.8を、プロ/コンシューマー関係なく顧客は発売してくれるとありがたい
- テクノロジーと同様にユーザーエクスペリエンスにも焦点を当てるべし、それは我々もソニーも分かっている事である ※意訳しています
タムロン
- FEレンズ開発の継続
- できるだけ早い「キヤノン RFマウント」と「ニコン Zマウント」のリバースエンジニアリング
- 大きく重いF1.4レンズをラインアップしたくなる誘惑に打ち勝って欲しい、F1.8で充分である
世界で影響力が高く、メーカーからVIP扱いされる映像系メディアだからこそ掲載できる記事かもしれません。人によっては強気だったり上から目線に感じそうな印象。
元記事には各メーカーのウィッシュリストに解説文が掲載されているのですが、dpreviewはシグマよりもタムロンの方をプッシュしている印象。キヤノンに対してはEOS R ハイエンド機、ニコンにはZシリーズの価格設定に対する不満とプロシステム構築への期待をコメント。富士フイルムに対しては絶賛しさらなる新製品への期待しています。