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シャープが、マイクロフォーサーズシステム規格に賛同 NAB2019で動きあり?

シャープが、マイクロフォーサーズシステム規格に賛同した事を正式発表しました。NAB2019 (4月6日~11日)に向けて8K マイクロフォーサーズカメラの公式スペック公開に期待が高まります。

オリンパス株式会社とパナソニック株式会社は、2008年に共同でマイクロフォーサーズシステム規格を発表し、本規格の普及に努めてきましたが、シャープ株式会社が本規格に賛同し、これに準拠した製品の開発を進めることをお知らせします。

8Kの映像技術を牽引し、製品開発に取り組んでいるシャープ株式会社がマイクロフォーサーズ規格に賛同しました。今後、シャープ株式会社の製品がマイクロフォーサーズのラインアップに加わります。共同規格ならではのラインアップの発展性は、映像の楽しみを更に広げていきます。 ※オリンパス プレスリリースより

シャープ 8K マイクロフォーサーズ ビデオカメラ

シャープ 8K マイクロフォーサーズ ビデオカメラ

1月に開催されたCES2019においてシャープが、いきなり " 8K マイクロフォーサーズ ビデオカメラ プロトタイプ " を展示して話題になりましたが、今回正式にマイクロフォーサーズシステムに賛同し動きか本格化しそうな気配。CES2019のインタビューでNAB2019で " 公式スペック " を公開する予定である事を明らかにしていたので期待が高まります。ちなみにこの機種は業務用ではなく民生機。

現時点で分かっている事

  • 8K(7680×4320) 30p H.265まで対応しているが、8K 60p記録可能になるように開発中
  • 8Kは莫大な処理能力が必要で多くの工程をこの開発に費やしており、熱問題を解消すべく尽力している
  • ボタン・ダイヤル類が必要最低限なのは、意図的なもので非常に使い易く操作し易いカメラに仕上げるため
  • 5インチのバリアングルタッチパネルを採用していて " Vlogger / ビデオブロガー " や " YouTuber / ユーチューバー " を考慮して開発
  • 8KPhoto (動画から静止画の切り出し)の可能性
  • マイクロフォーサーズセンサーで8Kを実現しているだけに画素ピッチを考えると、暗所撮影には向いておらず、ダイナミックレンジも限定的な可能性がある
  • このカメラは、鴻海(Foxconn)との共同開発で、加えてREDとお手頃価格の小型8Kカメラを共同開発する話もあった
  • SDカードスロット(シングル)
  • フルサイズHDMI、マイク/ヘッドフォン、ミニXLR、USB Type-Cを採用

CES2019で展示した製品はプロトタイプなので、実際に正式発表した時にスペックや外観が違う可能性があります。どのような機種に仕上がっているのか注目しているユーザーさんは多いのではないでしょうか。あと価格は5000ドル以下、国内で30万円低度という報道もありましたが、実際の価格設定も気になるところ。

シャープは、フォーサーズの日である " 4月3日 " にマイクロフォーサーズシステム規格に賛同した訳ですが、どうやらフォーサーズの日を知らなかった模様。