Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K 発表 EFマウント スーパー35mmセンサー
ブラックマジックデザインが新型ハンドヘルドデジタルシネマカメラ「Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K」を発表しました。EFマウントを採用し、搭載センサーはMFTではなく " スーパー35 " となっています。価格は283,800円+税の模様。
Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K
「BPCC4K」はマイクロフォーサーズマウントでMFTセンサーを搭載していますが、6Kに対応した「BPCC6K」はキヤノンEFマウントを採用し、搭載センサーはMFTセンサーよりも大きいスーパー35となっているのが大きな特長ではないでしょうか。
スーパー35センサーを搭載する事により、MFTよりも被写界深度が浅くなりよりボケ味を活かした映像が撮影可能になり、センサー解像度も 4096 x 2160px → 6144 x 3456px に上がるので " 6K " 撮影に対応しています。
BPCC6K 基本スペック
- マウント : EFマウント
- 最高ISO感度 : ISO25600 デュアルネイティブISOに対応
- ダイナミックレンジ : 13Stops
- 3D LUT : 業界標準の17および33ポイント3D LUTファイルをサポート
- カラーサイエンス : 第4世代Blackmagic Designカラーサイエンス
- 背面モニタ : 大型5インチ タッチパネル
- サウンド周り : 4つの内蔵マイク / プロ仕様の オーディオ入力
- RAWフォーマット : Blackmagic RAW (次世代のRAWコーデック)
- センサーサイズ : 23.10mm x 12.99mm
- Blackmagic OS : URSA Mini Proと同じOSを搭載
- USB-C : バッテリー/12V DCから給電 / USB‑Cから充電可能
- 解像度 : 6144 x 3456px
- メディア : CFast 2.0 / SD UHS-II
- DaVinci Resolve Studio同梱
- 米国価格 2495ドル / 国内価格 283,800円+税
上記の「BPCC4K」「BPCC6K」の比較表を見てみると、ベースとなる仕様は同じである事が伺えます。6Kまでの解像度が必要だったり、より浅い被写界深度が必要な方は「BPCC6K」という選択肢が登場し良い意味で悩ましい存在になるかもしれません。あとEFマウントを採用した事により、キヤノン純正EFレンズ群をはじめ、EFマウントのシネマレンズもダイレクトに装着可能になるのでそのポイントも大きく感じます。
- 6K 50fps : 16:9 6144x3456px
- 6K 60fps : 2.4:1 6144x2560px
- 5.7K 60fps : 17:9 5744x3024px
- 4K DCI 60pfs : 4096x2160px
秋にパナソニックが「S1H」を市場投入予定で、ソニーも「α7S III」を開発中である事を示唆しているので2019年下期から2020年に掛けて6K/8K動画市場に大きな動きがありそうな展開に。