ホーム > カメラニュース 2020 > マップカメラの決算発表から見える中古カメラ市場の強さ

マップカメラの決算発表から見える中古カメラ市場の強さ

マップカメラ(シュッピン株式会社)が、2020年5月21日に2020年3月期決算を発表しました。やはりCOVID-19の影響で新製品の販売が落ちたものの中古カメラ市場が強く、マップカメラ自体の利益は前年同期比で122.2%となっています。2020年3月期 決算説明会資料(PDF)を参考にしました。

マップカメラ (カメラ事業)

GoPro HERO 9

店舗もECサイトも売上の大きな落ち込みはなく、中古カメラの粗利改善維持により利益が大幅に増えた事を掲載しています。資料を見てもらうと分かるのですが、マップカメラはネットショッピングに力を入れその効果が現れている事を伝えているので、企業努力が反映したカタチに。売上は若干落ちているものの前同期比で利益が122.2%増とのこと。

中古品推移グラフ

上記は中古品推移グラフで2019年以降の売上が新製品よりも中古品の方が高い事が伺え、2020年は、1月 53.2%、2月 59.9%、3月 61.7%である事が確認できます。

Web会員数が伸びつつあり、10~30代の比率は42.1%で年齢層が幅広い模様。あくまでも個人的な印象ですが、マップカメラの顧客ってカメラ&レンズ ガチ勢のイメージが強くて年齢層はもう少し上の層が占めているのかと思っていました。マップカメラはSNSを活用し、中古品の買取もネット経由で行えるようにしており資料でそれも伸びているグラフを掲載しています。カメラ事業における下取・先取交換件数は、前年同期比で114.1%とのこと。

あと店舗が稼働していなくても、すべてのサービスがネット経由で提供できいる事を長所に挙げ、資料の後半ではよりネット上での買取・販売を強化していく計画が掲載されています。