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GoPro HERO9 発表 プロモーションビデオで分かる新機能と進化ポイント

GoPro HERO9 Black が正式発表されました。公開したプロモーションムービーが「GoPro HERO9 Black」の新機能と進化ポイントを分かり易くアピールしているので1つ1つ見て行こうと思います。

5K30p 100Mbps 対応

GoPro HERO9

まずGoProがこのプロモーションで最初にアピールしたポイントは " 5K " に対応した事。前機種「HERO8」は最高4K60p動画に対応していましたが、今回「GoPro HERO9」は " 5K30p " に対応し、動画撮影がメインな機種だけに動画性能の進化は外せません。5K動画の最大ビットレート自体は、4Kと同じ100Mbpsの模様。動画ファイルの形式は、MP4 (H.264/AVC) / MP4 (H.265/HEVC)とのこと。

GoPro HERO9
GoPro HERO9

加えてHD動画よりも7倍もの解像度を実現している事も誇示しています。動画から静止画を切り出す機能「フレームグラブ」は以前から搭載されていましたが、今回5Kに対応した事により1470万画素相当の静止画を切り出す事が出来るようになりました。

静止画は2000万画素相当

GoPro HERO9

「HERO9」の静止画は、「HREO8」の1200万画素から2000万画素に進化。2000万画素相当の静止画が撮影可能で、2000万画素あればYouTubeなどのサムネイル制作も余裕があるしSNSでの利用も幅が広がるかもしれません。イメージセンサー自体は、2360万画素の模様。スーパーフォト (HDR / ローカルトーンマッピング / マルチフレームノイズ低減 / 処理なし) 機能も搭載しています。ちなみに静止画ファイルは、RAWに対応。※確認していませんが、スーパーフォトはRAWには対応していないかもしれない

バッテリーライフは30%向上

GoPro HERO9
GoPro HERO9

バッテリーライフが30%向上した事もアピール。公式サイトのスペックシートには詳しい撮影可能時間などは掲載されていませんでした。注意事項として「バッテリー駆動時間は設定内容により異なります。」と掲載されています。30%という事は、向上を体感できるバッテリーライフなのではないでしょうか。

加えて低温時での性能を約束する文言も。雪山などかなり気温が低いシーンでのバッテリーライフが改善されている模様。

ついに前面にカラーディスプレイを採用

GoPro HERO9

ついにGoProに前面にカラー液晶ディスプレイを採用し前面・背面デュアルディスプレイ構成に。製品ページでは「ライブプレビューでセルフィーを簡単にフレーミングできます。」とアピール。「OSMO ACTION」が先載せしただけに、GoProの対応を心待ちにしていたユーザーさんは多いのではないでしょうか。

手ブレ補正は「HyperSmooth 3.0」に進化

GoPro HERO9

高い手ブレ補正効果を謳う「HyperSmooth」は、バージョン2.0から " 3.0 " に進化しました。プロモーションムービーで、水平を保ちながら最高のカメラ内補正がこのカメラで得る事ができるとアピール。今回「HERO9」は " 水平維持機構 " を搭載しています。この辺の進化は、手ブレ補正プラグイン ソフトウェアメーカー「ReelSteady」を買収した効果が出ているのかもしれません。

8倍スローモーション撮影に対応

GoPro HERO9

フルHDになりますが、最大240pの8倍スローモーション撮影が可能とのこと。2.7Kは120pに対応しています。作品作りにおいて動画編集ソフトでスローに出来ますが、効果的な撮影方法ですよね。

Max レンズモジュラー

gOPro HERO9
gOPro HERO9

「HERO9」はレンズ部分が取り外し可能となっており「Maxレンズモジュラー (別売り)」が装着可能に。公式の販売ページには…

Max (マックス) レンズモジュラーは、強力な手ぶれ補正機能の Max HyperSmooth (マックスハイパースムーズ) と155度の超広角デジタルレンズにより、手ぶれ補正と視野角の効果をマックスに高めます。

…と掲載されています。ちなみにMax HyperSmoothは " 2.7K60p " までの対応で制限的な模様。もう1つの売りは " 超広角 " で " Max SuperView " いうモードのようです。加えて水平ロックにより、カメラを傾けてマウントしたり 360度回転したりしても、ビデオの水平軸または垂直軸を維持する撮影も可能となっています。

他にも「メディアモジュラー」「ライトモジュラー」「ディスプレイモジュラー」など複数種類のモジュラーが用意されています。

豊富なアクセサリー類

GoPro HERO9

マウント部が内蔵されており、アクションカムとして数多くのアクセサリー類と対応している事をアピールしています。GoProの優位性の1つとして豊富なアクセサリー類を挙げる事が出来るのではないでしょうか。

水深10m防水

GoPro HERO9

水深10mm防水を実現しており、防水性能は前機種「HERO8」から据え置きである事が伺えます。マウンテンバイクが転倒するシーンでは、耐久性をアピール。おそらく耐久性能も据え置きかもしれません。

Webカメラとライブストリーミング

GoPro HERO9

Webカメラとしての使用も可能で、1080pですがライブストリーミングにも対応しています。

TimeWarp 3.0 に進化

GoPro HERO9

一般的に言うところのタイムラプス機能「TimeWarp」も3.0に進化しています。この機能を愛用しているGoProユーザーさんは多いのではないでしょうか。スピードも " リアルスピード " と " ハーフスピード " に切り替え可能な模様。

機能満載

GoPro HERO9

まだまだ機能満載で、録画を開始する時間を設定できる「スケジュールキャプチャー」機能を紹介。他にもショットの前後 1.5 秒間を記録する「LiveBurst」機能、カメラで録画する時間の長さを選択できる「デュレーションキャプチャー」機能なども搭載しています。

価格と発売日

GoPro HERO9

すでに本日2020年9月17日から発売が開始されれおり、公式オンラインショップの価格は54,000円(税込)となっています。1年間の GoPro サブスクリプションを登録すれば43,000円(税込)とのこと。ちなみにサブスクリプションは、無制限のクラウドストレージ、GoPro.comで最大50%オフの買い物、カメラの完全交換補償のサポートが付いてきます。