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カメラグランプリ2021 大賞は「α1」レンズ賞「LUMIX S 20-60mm」に決定

カメラ記者クラブが、カメラグランプリ2021の結果を発表しました。大賞はソニー「α1」。レンズ賞はパナソニック「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」。あなたが選ぶベストカメラ賞はキヤノン「EOS R5」を選出。受賞製品を1つ1つ見ていきましょう。大賞とレンズ賞に関しては、投票内容も公開しています。

カメラグランプリ2021大賞

大賞は、ソニー Eマウント フルサイズ フラッグシップ機「α1 | ILCE-1」を選出。約5000万画素センサーを搭載しながらも高速連写ブラックアウトフリー30コマ/秒を実現し、リアルタイム瞳AF、8K動画撮影機能にも対応し「今まで撮れなかったものが撮れる喜びがある」と選出理由を挙げています。

投票内容もPDFで公開しており…

  1. ソニー α1 … 172ポイント
  2. キヤノン EOS R5 … 158ポイント
  3. 富士フイルム GFX100S … 92ポイント
  4. パナソニック LUMIX S5 … 19ポイント
  5. ニコン D6 … 8ポイント

「α1」と「EOS R5」が競った事が分かります。「α1」は、ソニーが「α9シリーズ」を経て満を持して投入したフラッグシップ機。デジタル一眼レフのフラッグシップ機と言えば、画素数抑え目で連写性能に特化したスポーツ機が定番でしたが、「α1」は5000万画素センサーを搭載しながらも電子シャッター30コマ/秒を実現し、加えて8K30p動画にも対応し、新たなコンセプトと言えるフルサイズミラーレス フラッグシップ機に仕上がっています。

カメラグランプリ2021 レンズ賞

レンズ賞は、パナソニック Lマウント フルサイズ対応 標準ズームレンズ「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 | S-R2060」を選出。一般的な標準ズームレンズは24mmや28mmが多いものの「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」は超広角領域の " 20mm " スタートのレンズでしかも質量は " 350g " と軽量である事を選出理由に挙げています。最短撮影距離が " 15cm " を実現している事も評価。

投票内容もPDFで公開しており…

  1. パナソニック LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 … 56ポイント
  2. キヤノン RF800mm F11 IS STM … 53ポイント
  3. ソニー FE 35mm F1.4 GM … 45ポイント
  4. ニコン NIKKOR Z 50mm f/1.2 S … 44ポイント
  5. シグマ 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary … 37ポイント

キヤノン「RF800mm F11 IS STM」とわずか " 3ポイント差 " でパナソニック「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」が受賞した模様。この「20-60mm」はキットレンズにもなっている価格的にも財布に優しい標準ズームレンズで、このところ利益率が高そうな高価格帯のハイグレード・レンズが多く登場する中、梅レンズが1位と2位に選出された事が印象的に感じます。

カメラグランプリ2021 あなたが選ぶベストカメラ賞

一般ユーザーが投票で選出する " あなたが選ぶベストカメラ賞 " は、キヤノン RFマウント フルサイズ機「EOS R5」に決定です。「キヤノンの本気を見た」という意見が数多く寄せられたとのこと。コロナの影響もありますが、去年は「EOS R5」の品不足が話題になった事も。

「EOS R5」発売時8K動画性能に関する売り出し方に賛否両輪が巻き起こりましたが、それでも国内外のメディアは高評価、キヤノン・ユーザーも支持し好調を維持している機種になります。キヤノンは「EOS R3」の開発発表も行い、フルサイズミラーレス市場においてソニーに迫りつつあるのも確か。

 

カメラグランプリ2021 カメラ記者クラブ賞

カメラ記者クラブ賞は、キヤノンの独自コンセプト RFマウント フルサイズ対応 超望遠レンズ2本「RF600mm F11 STM / RF800mm F11 STM」を選出。仕様を割り切り小型軽量で低価格な超望遠レンズに仕上がっており、新領域を切り拓いたと評価。

カメラグランプリ2021 カメラ記者クラブ賞

2つ目のカメラ記者クラブ賞は、ハッセルブラッド Vシステム ミラーレスカメラ「907X 50C」を選出。伝統のVマウントボディに取り付けられるデジタルバックと、最新のXシステムAFレンズを組み合わせる薄型ボディの組み合わせにより、多彩な使い方を可能とする点を高く評価。

カメラグランプリ2021 カメラ記者クラブ賞

3つ目のカメラ記者クラブ賞は、エプソンのプロセレクション A2ノビ対応 インクジェットプリンター「SC-PX1VL」 とA3ノビ対応 インクジェットプリンター「SC-PX1V」を選出。新開発インクで黒と青の表現が高まった事を選出理由に挙げています。サイズダウンを行ったボディサイズや、そのボディデザインなども評価。