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CP+2023 カメラ市場シェア2022 中国市場が日本市場を上回る

CP+2023でCIPAが「CIPAデジタルカメラマーケット・セミナー」を配信。その中で2022年のカメラ世界市場シェアにおいて中国市場が日本市場を上回った事を明らかに。

23:29あたりからグル―バルなカメラ市場における「デジタルカメラ地域別構成比推移 (数量)」を解説し、25:22あたりから「レンズ交換式デジタルカメラ地域別構成比推移 (数量)」を解説しているので一緒に見てみましょう。ちなみに " 数量 " は " 出荷数量 " を意味しています。

デジタルカメラ地域別構成比推移 ※出荷数量

出荷出荷

2005年以降のデジタルカメラ地域別構成が確認可能となっており、米国と欧州が50%強のシェアを維持し続けてます。注目すべきは、2019年から中国市場をアジア市場から切り離して統計を取り始めているところ。中国市場ははコロナ禍でも成長し続けており、ついに2022年に日本市場の " 12% " を追い抜き " 16% " に達し、CIPAは「中国マーケットの潜在的な力強さ、コロナ禍からの回復の早さを確認できる強力無比なデータとなりました。」「日本は2019年に15%、2022年に12%ですから、この時点で見る限りは中国マーケットと立場が逆転したと申し上げざる得ません。」と解説しています。ちなみに2022年のアジア市場シェアも日本市場シェアを上回っているところも見逃せないところ。

レンズ交換式デジタルカメラ地域別構成比推移 ※出荷数量

レンズ交換式カメラちし地域別構成比

CIPAはさらに踏み込んで「レンズ交換式デジタルカメラ(DSLR)地域別構成比」もプレゼンしています。DSLRに絞ったデータを見てみると、アジア市場シェア拡大は2014年時点で " 35% " のシェアを獲得しており、2017年までアジアと日本のシェアだけで50%近くのシェアを獲得している事が分かります。

コンパクトデジタルカメラよりもDSLRのシェアが高い傾向は、日本よりも中国で顕著とのこと。「2022年 レンズ交換式デジタルカメラの世界出荷数量に占める割合は、中国は18%、日本は8%、日本の8%を大きく引き離す構図です。」「中国の占有率18%は、一国で欧州全体の60%に相当します。」と解説しています。