BCN AWARD 2024 発表 ミラーレスはソニーがシェア1位を奪取
「BCN AWARD 2024」が発表されました。2023年1月1日~12月31日までの実売データを基にしたIT・デジタル家電の今を映し出す年間1位のベンダーに功績を讃える賞となっています。カメラ部門と交換レンズ部門のシェアTop3を見てみましょう。
BCNのデータは、アマゾン ジャパン(Amazon.co.jp)、エクスプライス(XPRICE)、エディオン(エディオン)、NTTドコモ、玉光堂(onHOME)、ケーズホールディングス(ケーズデンキ)、コジマ(コジマ)、サードウェーブ(ドスパラ)、サンキュー(100満ボルト)、上新電機(上新電機)、ストリーム(ECカレント)、ソフマップ(ソフマップ)、ZOA(ZOA)、ナニワ商会(カメラのナニワ)、ビックカメラ(ビックカメラ)、ピーシーデポコーポレーション(PC DEPOT)、三星カメラ(三星カメラ)、ムラウチドットコム(ムラウチドットコム)、ユニットコム(パソコン工房、グッドウィル、BUY MORE、パソコンSHOPアーク)、楽天(楽天ブックス)、綿半ドットコム(PCボンバー)の実売データ(POSデータ)をまとめたもの。※2023年12月時点 ※※ヨドバシ、マップ、キタムラは含まれていません
デジタルカメラ(ミラーレス一眼) 部門
- ソニー … 34%
- キヤノン … 28.3%
- OMデジタル … 12.5%
去年の「BCN AWARD 2023」では、1位キヤノン(31.7%)、2位ソニー(29.4%)、3位OMデジタル(14.3%)となっており今年もTop3の顔ぶれは変わっていませんが、1位と2位が入れ替わってソニーが販売台数シェア1位を奪取しました。
去年キヤノンは " EOS R APS-C " ミラーレス機を拡充してきたので国内では2年連続販売台数シェア1位になると思いきやソニーがシェア1位に返り咲きです。去年のOMデジタルは大きな動きがありませんでしたが、数は出ている模様。ソニーとキヤノンでミラーレス国内市場シェアの半分を抑えています。
デジタルカメラ(一眼レフ) 部門
- キヤノン … 77.1%
- ニコン … 17.1%
- リコーイメージング (ペンタックス) … 5.8%
デジタル一眼レフに関しては引き続きキヤノンが大きなシェアを獲得。去年の「BCN AWARD 2023」と比べてもシェアに大きな動きはありません。
デジタルカメラ(レンズ一体型) 部門
- キヤノン … 22.6%
- コダック … 20.7%
- 富士フイルム … 18.1%
デジタルビデオカメラ 部門
- ソニー … 38.7%
- パナソニック … 36.4%
- DJI … 19.6%
アクションカメラ 部門
- GoPro … 53.7%
- Shenzhen Arashi Vision … 18.1%
- DJI … 15.9%
海外市場はどうか分かりませんが、やはり国内では " GoPro " 一強といった感じでGoProが50%以上のシェアを獲得しています。ただし年々GoProのシェアが低下し続けているのも確かで…
- BCN AWARD 2024 … 53.7%
- BCN AWARD 2023 … 57.7%
- BCN AWARD 2022 … 70.4%
- BCN AWARD 2021 … 70.0%
- BCN AWARD 2020 … 75.6%
…となっています。
交換レンズ 部門
- シグマ … 17%
- タムロン … 15.4%
- ソニー … 15.2%
去年の「BCN AWARD 2023」では、1位ソニー(17%)、2位キヤノン(15.9%)、3位シグマ(14.5%)となっており、今年はシグマがソニーとキヤノンを抑えて販売台数シェア1位に輝きました。BCN AWARD 2020 以降のデータベースを見てみると、サードパーティ製レンズメーカーがシェア1位を撮ったのは初めてになります。しかもシグマとタムロンが1位と2位になっており興味深い。あと純正レンズは利益率重視で価格お高めな印象があり、一部はサードパーティ製レンズに流れていっている可能性も。