ホーム > カメラニュース 2025 > CP+2025 CIPA ミラーレスカメラ平均出荷単価グラフ 上昇は一息ついた感

CP+2025 CIPA ミラーレスカメラ平均出荷単価グラフ 上昇は一息ついた感

CP+2025 CIPA(カメラ映像機器工業会)が「CIPAデジタルカメラマーケット・セミナー」を開催しました。その中でデジタルカメラ平均出荷単価グラフを公開しており、急激な上昇を続けていたミラーレスカメラの平均出荷単価の上昇具合は一息ついた感があります。

デジタルカメラ平均出荷単価

デジタルカメラ平均出荷単価 2012-2024
まず最初にこの平均出荷単価は、メーカー集荷時の平均単価であり店頭価格は流通コストが掛かりさらに高額になるとのこと。ミラーレスカメラが市場の主流になり、高価格帯製品へのシフト、スマートフォンとの差別化のための高機能化などの要因により、この10年ぐらいでミラーレスカメラの平均出荷単価は2倍ぐらい上昇しています。デジタルカメラ全体で平均出荷単価は上がり続けていますが、ミラーレスカメラにおいて2023年と2024年の平均出荷単価は一息ついた感じです。2025年はまた上昇を始めるのか、現状維持なのか注目したいところ。

レンズ交換式デジタルカメラ出荷金額 2014-2024
上記はレンズ交換式デジタルカメラ出荷金額グラフ。この10年でデジタル一眼レフからミラーレスカメラに需要が切り替わっていった事が伺えます。2022年以降のミラーラスカメラの出荷金額が、2014年の一眼レフの出荷金額を上回り、上昇し続けている事が確認できます。次は台数ベースのグラフを見てみましょう。

出荷数量

こちらはレンズ交換式カメラ出荷数量グラフになります。やはりカメラ市場自体が縮小したので台数ベースで見ると、カメラ市場の縮小を感じてしまいます。2020年以降レンズ交換式カメラ出荷数量は回復傾向ですが、まだ2014年の頃と比べると台数的に差を感じてしまいます。レンズ交換式カメラは金額ベースで見るとすでに2014年を上回っており、台数ベースと金額ベースで見え方は変わってきます。