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NASA火星探査車キュリオシティーのカメラには、200万画素センサーが採用されている

火星に着陸したNASA火星探査車キュリオシティー(Curiosity Rover)が色々火星の画像を地球に送り始めましたが、カメラのスペックが気になるところ。200万画素センサーに34mmと100mmのレンズが使用可能でパノラマ写真やカラー写真が撮影可能だそうです。

NASA火星探査車が撮影した火星写真

マストカメラと呼ばれるナビゲーションカメラで、200万画素センサーに34mmと100mmのレンズが使用可能でパノラマ写真やカラー写真が撮影可能とのこと。8GBのフラッシュメモリ(SSD)も内蔵されているそうです。これだけではくて、探査車には17個のカメラが組み込まれていているそうです。その内4台がナビゲーションカメラで、大半のカメラがバックアップ用とのこと。

NASA火星探査車が撮影した火星写真

特定の目的の為に組み込んだカメラもあり、アームが付いた岩石や土壌をマクロ撮影するカメラや、遠方の天体を撮影するパノラマカメラも組み込まれているそうです。200万画素センサーと聞いて多くの方は、低画素だな~と感じる思いますが、開発自体が2004年に始まっているので、その当時の技術を考えると悪くないスペックだとか。この火星探査車キュリオシティーは、720pのHD動画も撮影可能でコダックのKAI-2020というチップが採用されているそうです。

NASA火星探査車キュリオシティーとマストカメラ画像

マストカメラの本体画像を見ると、宇宙空間に耐えられるようにタフボディ構成になっていることが伺えます。データのやり取りはUHFアンテナを使用して、まず火星の軌道を回る2機スペースクラフトに送信して地球に送られてくるとのこと。ちなみに1日に地球に送信可能なデータ量は250MBだそうです。

今後もNASA火星探査車キュリオシティーから送られてくる画像は楽しみですね♪