ホーム > カメラニュース 2012 > オリンパスとソニーが月内提携に向けて最終調整 カメラの事業は部品の共同開発へ

オリンパスとソニーが月内提携に向けて最終調整 カメラの事業は部品の共同開発へ

オリンパスとソニーが、月内提携に向けて最終調整に入ったとマスコミ各誌が一斉に報道しています。オリンパスはソニーから500億円規模の出資を受けて、次世代の医療機器を開発する新会社を共同で設立することを目指し、デジタルカメラの事業は部品の共同開発といった協力を進める方針とのこと。

以前から医療分野が提携の焦点でしたが、デジタルカメラ事業もオリンパスとソニーは深みを増す提携内容となっていたので、個人的な思考(妄想)を少しだけ。

カメラ部品の共同開発以外にも、お互いの強みのある部品関連・技術関連の提供はもちろん考えられる訳で、すでにオリンパス OM-D E-M5のセンサーはパナソニック製からソニー製1600万画素センサーに切り替わっていますから、今後コンパクトデジタルカメラのセンサーも順次ソニー製のセンサーに切り替わっていく事が予想されます。

ソニーは技術的には、レンズの光学ノウハウやダストリダクションシステムなどオリンパスが強みにしているところも欲しいはずで、どこまでの範囲で共同開発していくのかな~っと色々想像してしますね。ソニーは共同開発の名の下にいろいろ技術の要求をしてくるのだろうな~w

オリンパス側から見たら、EVF周りの変化の可能性もあって、これまではエプソンから仕入れていましたけど、今後はソニーから仕入れる可能性も高いかと。あとソニーは自前でレンズ製造工場とか持っていませんから、オリンパス自前の中国にある工場でもソニーレンズが製造可能になると安定した供給が可能になるかと。(以前ソニーはNEX用のZeissレンズ生産問題に直面していた時期あり)

まあオリンパスが、ソニーのEマウント機を出すことはないと思いますが…w ソニーのEマウントレンズやAマウントレンズも表向きはソニー製でも実質オリンパスのOEMレンズってことも起こりえる可能性も。

完全な妄想になりますが、オリンパス E-7の情報(噂)がいきなり途切れましたけど、これって今回の提携話が影響していたら面白いな~っと♪ ソニーの透過ミラーを使用したフォーサーズ機を作ったりして…w あっ…でもそれをやっちゃうと規格的にフォーサーズ機じゃなくなるのかな…^^;

あとソニーとオリンパスの企業文化って結構違うイメージがあるので上手くいくのかどうか…まあソニーは家電部門以外の分野の開拓が必須で、オリンパスの医療分野のシェアと技術が欲しいだけでしょうから問題ないのかもしれませんね。 なのでカメラ事業もオリンパスが、ソニーからセンサーなどの部品を仕入れるぐらいが表立った動きになるかも。