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ソニーとオリンパスが、資本業務提携発表 カメラ事業の協業・取引はコンデジから

以前から資本業務提携の最終調整に入っていたソニーとオリンパスですが、正式に資本業務提携発表しました。ソニーが500億円を出資する事で医療機器事業に本格参入する訳ですが、ここではカメラ事業の方を見て行こうかと。

  • デジタルカメラ事業では、協業が実現できるように協力する(オリンパス)
  • デジタルカメラ事業においても様々な協業の機会があると考えている(ソニー)
  • 主にコンパクトデジタルカメラ領域において、基幹部品の取引やその他の協業について協議・検討し両社の企業価値向上を目指す
  • オリンパスは、カメラ用レンズ、鏡枠等をソニーに供給
  • ソニーは、オリンパスにイメージセンサーを供給

やはりソニーが500億円出す分、オリンパスの方がカメラ事業においても技術的な部分は身を切る部分が多いですね…^^; それでもオリンパスは、独立性を保ちたかったのでしょうがないですね…個人的には富士フイルムの提案の方が現実的だと思うのですが。(富士フイルムの提案は、オリンパスが一旦富士フイルムの傘下に入って、富士フイルムが借金などをすべて清算して、それから協業しながら独立を目指す案)

ソニーはすでにオリンパスのセンサーの供給は始めていますけど、今後それに加えて背面モニタやEVFあたりの供給も始めるのではないでしょうか。それに対してオリンパスはやはりレンズ周りの供給ですか…光学周りの技術は積み重ねと歴史が必要ですから、家電屋のソニーは是非欲しいところですよね~。今のところは、コンパクトデジタルカメラの分野となっていますが、今後はミラーレス機関係の領域まで広がっていくのでしょうね。

お互い部品の供給だけではなく、共同開発も行っていくみたいなので、オリンパスはソニーに技術提供の要求された断れないような予感…^^; ライセンス関係がどうなるのか気になりますね。

カメラ事業においてソニーとオリンパスは、得意な分野(?)が違いますから、上手くいけば相乗効果で競争力がつくと思いますが、協業のバランスが崩れればオリンパスはソニーに技術を取られて終わる可能性も…w