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CP+ 2013 で富士フイルム X100S と X20 を触ってきました♪

本日2013年1月31日から横浜で開催されたCP+ 2013に行ってきました。まず向かったのは富士フィルム・ブースで FUJIFILM X100S と FUJIFILM X20 をハンズオンコーナーで自分を担当してくれたスタッフさんに色々聞きながらタッチ&トライした印象です。

CP+ 2013 富士フイルム X100S と X20の看板

ハンズオンコーナーで触れたX100Sは、製品版ではなく製品一歩手前のプリプロダクション版で、ファームウェアもVer.1.0では無いのでちょっと不安定な動きをしていました。まず試写してみて感じる事はファインダーと背面モニタの進化を感じることではないでしょうか。内蔵EVFと背面液晶はもうパっと見から「あっ…X100と違う」って感じさせてくれるし、これに加えて光学ファインダーも良くなっているように感じました。X100よりもクリアに見える感じでスタッフさんに聞いたら光学ファインダーも改良しているとのこと。

注目されている像面位相差AFも現在ラインアップされているXシリーズの中で、AFは一番速く感じます。…が、個人的には爆速の域には達していないような印象。でも決してストレスならない速さでこの部分も進化を感じます。 X100Sは基本、像面位相差AFで露出の低いシーンはコントラストAFに切り替わる仕組みで、" カスタム設定で露出の低いシーンで像面位相差AFは使えるの? " と質問したんですが、答えはNOで、「像面位相差AFで露出の低いシーンを撮影すると解像度が落ちるので、コントラストAFの方が綺麗に撮影できる。」とのこと。

富士フイルム X100S と X20

X100Sの進化のひとつと言えばMF (マニュアルフォーカス) が挙げられると思います。今回採用された「デジタルスプリットイメージ」と「フォーカスピーキング」を試したみましたが、カメラを操作する感あって撮る楽しさを訓えてくれる感じですね。スタッフさん曰く「デジタルスプリットイメージはフィルムカメラからのユーザー、フォーカスピーキングはミラーレスユーザーを意識して開発した。」そうです。個人的にこの両機能とX100Sのマニュアルリングの感触だと、「フォーカスピーキング」の方がすばやく合わせやすい印象で、「デジタルスプリットイメージ」はじっくり撮る派に向いているのかな~と♪

あとMFモードの時に、"AFL AEL ボタン"を押すとAFが動作して焦点付近の領域まではフォーカスを近づけてくれるので、このX100Sからマニュアルフォーカスで楽しもうと思っているユーザーにも優しい仕様になっています。逆にAFモード時のフルタイムマニュアルには対応していないと言っていました。

富士フイルム X100S

X100の時と同様にブラックのリミテッドエディションを発売する可能性を聞いてみたんですが、「現時点はまったく計画していない。」「お客様の要望が大きければ…。」とのこと。X100のブラックモデルの塗装は難しくて数が限られちゃうのが大きな理由で、X20のブラック塗装のレベルで良ければいつでも造れるそうです。Xシリーズのシルバーモデルも機種ごとに違うシルバーだと教えてくれました。

あとX100でファームウェアアップデートをした場合カスタム設定がリセットされると思いますが、このX100Sも同じ仕様で今後発売されてファームウェアアップデートが公開されて適用するとカスタム設定はリセットするとのこと。ユーザーさんからの要望は多いみたいなんですが、この部分は難しいらしいです…^^;

富士フイルム X-Trans センサー

そしてX20の方なんですが、こちらも出来も操作感も良好でした♪ 若干小さいですがダイヤルもボタンも過不足なく使える印象です。スタッフさんに聞いてみたところ、やはりX20に搭載されている2/3型1200万画素 X-Trans CMOS IIセンサーは、1インチセンサーより性能は上とのこと。マイクロフォーサーズのセンサーにも当社検査では匹敵するぐらいと言っていたので、おそらくパナソニック GF5の1200万画素センサーをベンチマークしているのと思われます。以前に海外ではこの話題はされていました。

X20でファインダー内の情報表示が可能になりましたけど、実現するまで結構大変だったと苦労秘話もしていただいて充実したハンズオンコーナーでした。ど素人が触って聞いて感じた事なので参考になるかどうか分かりませんが…^^;