富士フイルム X100T が正式発表 アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー搭載
富士フイルムが、プレミアムコンパクト機 FUJIFILM X100T (X100S 後継機)を正式発表しました。ハイブリッドビューファインダーをさらに進化した " アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー " を搭載し、電子シャッターの採用や絞りリングを見直し使い易さ追求したXシリーズに仕上がっているようです。2014年11月15日発売予定で、価格はフジフイルムモールで156,060円 (税込み)となっています。
- 世界初!光学ファインダーの可能性を拡大させる「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」を搭載!
- ダイヤルの操作性を向上させ、絞りはレンズ鏡筒の絞りリングで1/3段ずつ、露出補正はボディ天面のダイヤルで±3段まで設定可能
- 7つのファンクションボタンにお好みの設定を割り当てて、操作性をカスタマイズ可能
- ボディ背面には高精細104万ドットの3.0型液晶モニターを採用し、視認性を大きく向上
- 独自のカラーモード「クラシッククローム」を搭載!富士フイルムならではの卓越した写真画質と多彩な絵作り
富士フイルム X100T の基本的なスペックは…
- 1630万画素 APS-C X-Trans CMOS IIセンサー
- 画像サイズ : 4896×3264px
- 23mm F2.0 (35mm換算 : 35mm)
- レンズ構成 : 6群8枚(非球面1枚)
- 絞り : F2~F16 1/3EVステップ(9枚羽根)
- 撮影最短距離 : 50cm マクロ10cm
- ISO感度 : ISO200~6400 (拡張でISO100/ISO12800/ISO25600/ISO51200)
- 露出補正 : ±3EV
- シャッタースピード : メカニカルシャッター 4秒~1/4000秒、電子シャッター 1秒~1/32000秒
- 高速連写 : 6コマ/秒
- OVF : ファインダー視野率92% ファインダー倍率0.5倍
- EVF : 0.48型 236万ドット ファインダー視野率100% ファインダー倍率0.65倍
- 背面モニタ : 3.0型 3:2 低温ポリシリコンカラー液晶モニター 104万ドット
- サイズ : 126.5mm × 74.4mm × 52.4mm
- 質量 : 400g (本体のみ)
今回の目玉はやはり " アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー " ではないでしょうか。光学ファインダー上にEVFエリアを同時表示が可能、しかも拡大表示が可能なので、さらにMFを正確に操ることが出来そうな印象です。リアルタイム・パララックス補正も新たに採用されているので、正確な撮影エリアがリアルタイムで表示されるのでさらに撮影に集中できるそうで、このファインダー周りは実際にハンズオンして試してみたいポイントかも。
操作系の見直しを図りこれまで以上に感覚的に操作が可能で、この点は写真家やユーザーからの意見をフィードバックして仕上げてあるそうです。Xシリーズ ユーザーさんであれば実感できるところも多いのではないでしょうか。
センサーとレンズ自体は据え置きで、X100Sをベースにフェイスリフトした機種と言えますが、ファインダー周りや、操作系、そして電子シャッターも採用していて、改良された箇所はすべてダイレクトにフィーリングが結びつくところばかりなので、実際の使用感でこのこの機種の評価が決まるのかもしれません。
すでにオフィシャルには、サンプル画像も公開されているのでX100Tの描画性能も確認できるようになっています。あと今回は、シルバー/ブラックの2色展開も注目すべき点ではないでしょうか。これまでブラックはリミテッドエディションとして展開されてきましたが、今回のブラックの塗装がリミテッドエディションの時と同じレベルなのかどうか気になるところです。