富士フイルム X-T2 F-Log 内部記録は検討中であるが、お約束はできないとコメント
富士フイルム X-T2は2016年9月8日発売予定で、4K動画撮影に対応していますが、Logガンマ : F-Logに対応し非圧縮 4:2:2で外部記録が可能な仕様になっています。ネット上では内部記録の要望が高い状況で、香港で行われた発表イベントでそれに関連するコメントがあった模様。Photo Rumorsがその様子を伝えています。
Photo Rumorsにインタビューとプレスイベント会場の写真の数々が掲載されていますが、香港のメディアに掲載されたものなのか、読者が送ってきたものなのか、オフィシャルのものなのか詳細は掲載されてません。
3つの質問に答えたインタビュー記事が掲載されていて、最後のインタビューでF-Log 内部記録の件に触れています。
- 描画エンジン X-Processor Proは、Logガンマカーブを処理するほど充分なパワーはない
- それだけでなく多くの電力を消費し、コンパクトな設計のシステムだけにボディ内にさらに多くの熱も生じてしまう
- 残念ながら富士フイルムは、この状況に関してまだ検討・調査している最中で、今後ファームウェアアップデートでLogが内部記録に対応するのかお約束はできない
- 富士フイルムは、Xシリーズカメラ製品における効果的な熱管理に本格的に取り組んでいる
以前登場したインタビュー動画では…
- 4K F-Logを外部記録のみした理由は、4:2:2 非圧縮で一番素材性の高い状態でLogを提供するためHDMIの出力のみに集中した
- カード内記録する場合は、圧縮を掛けて4:2:0の記録になってしまい素材性が落ちるので、HDMI出力のみとした
- 今後ユーザーの声をふまえながら、カード記録の事は検討していく
…となっているので、圧縮をかけた内部記録に対応する事は可能な模様。発売後、X-T2の4K動画品質が支持され、ユーザの要望が強まれば、何かしら動きがあるのかもしれません。あと富士フイルムの自信を伺わせる " X-T2 : 動画撮影機能 公式解説記事 " も登場済みです。