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富士フイルムが、台湾で先端半導体材料の新生産工場を11月末に稼動

富士フイルムが、台湾で先端半導体材料の新生産工場を11月末に稼働させる事を発表しました。新たに台南工場を立ち上げ、現地生産体制を拡充し、顧客サポート力を強化する模様。まずは、現像液の生産から開始し、今後、順次生産品目の拡充を検討していくそうです。

富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ株式会社(FFEM)は台湾工場で…

  • 現像液の現地生産
  • フォトレジスト … 半導体製造の前工程で、回路パターンの描画を行う際にウエハー上に塗布する材料
  • CMPスラリー … 半導体の製造プロセスで使用されるウエハーを平坦化するための研磨剤
  • イメージセンサー用材料 … デジタルカメラや携帯電話に用いられるCCDやCMOSセンサーなどのイメージセンサーのカラーフィルターを製造するための着色感光材料製品
  • NTI … 露光した部分が基板上に残るネガ型現像液を用いて、従来のポジ型現像より微細化に対応できるパターニングプロセス

…などを生産し、今回の台南工場は3つ目の工場にあたり、リスク分散体制を構築し、先端半導体材料を安定的に供給していくと掲載しています。