富士フイルム GFX 50S 最新日本語インタビュー動画 (12月17日時点)
CINEMA 5Dが、富士フイルム GFX 上野隆マネージャー 日本語インタビュー動画「FUJIFILM GFX Medium Format Mirrorless Camera for Video - Everything You Wanted to Know」をvimeoに公開しました。関連記事も掲載されています。
- 現行のXシリーズ愛用者の80%は満足していると思うが、プロや風景写真を撮影するアマチュアユーザーは、もっと解像力・緻密な描写が必要な事を認識していて、中判ミラーレス機を開発した
- (X-T2をはじめとする)APS-Cと中判、この2つのシステムを使う事ですべての被写体を統一した富士フイルムの色・画質が使用可能になる
- ターゲットユーザーは、特にファッションやコマーシャルを撮影するプロフェッショナル、またはスタジオ撮影する写真家、風景写真・建物写真を撮影する写真家
- 動画に関しては、フルHDで撮影可能であるが4K非対応
- しかし中判センサーならではの被写界深度の浅い動画が撮影可能なので、そこに価値を見出せる方であれば充分に使用可能
- GFXの強みは、ボディだけではなくレンズラインアップそしてアクセサリー類の充実度が重要で、6本のレンズを予定し、バッテリーグリップ用意し、自由度の高いチルト式EVFでよりプロフェッショナルのニーズに対応しているところ
- 現時点で中判センサーは静止画に特化したセンサーしかない、富士フイルムのルーツは静止画でGFXは、80~90%静止画を撮るためのカメラ
- 今後、次世代センサーで徐々に動画機能を高めればと思っている
- 中判カメラでHD動画を撮影するメリットは、画素数、1画素あたりのピクセルサイズになり、高感度性能も有利、ただし読み出し速度がネック
- 4Kを見送った理由は、静止画中心のセンサー設計になっているのがほとんどな理由で、センサー自体が4Kに対応していれば、GFXのプロセッサーは4Kを出す能力がある
- 4K対応は、センサーの進化を待っている状況
- 動画撮影にあたって、色んな意味で使い勝手・トータル性能でX-T2の方が上になってくると思う
- レンズは設計および生産の精度の高さが要求され、解像力・階調再現にこだわった明るい単焦点レンズ中心に開発していく
- センサー性能を引き出するのはレンズに掛かっている
- センサーの画素数は上がっていく可能性があり、現在5000万画素だが、1億画素になってもしっかり解像するレンズ設計になっている
- 8K対して中判センサーのポテンシャルは期待が持てるが、一方でピント性能や編集環境など今後どうなっていくのか、TVがどうなっていくのか…もちろん業務用として8Kの世界にいくのだろうなと思う
- 中判はセンサーサイズ・画素数が大きいのでそれを最大限に活かす事が可能で、色々な映像表現ができる可能性があり、現時点では静止画メインであるが2~3年後には動画の可能性が見えてくるかもしれないので、我々はその時に備えるべくこのGFXで2年間勉強していく
- 価格は今のところ未定だが、標準ズームレンズが付いた状態で10,000ドル以下にする事を狙っていて、フルサイズユーザーにも楽しんでもらえるようになるべく手頃な価格を提示していきたいと考えている
CINEMA 5Dは、静止画ではなくて映像系メディアなので、動画中心の内容となっています。