富士フイルム GFX Technologies #6 今回はカラークロームエフェクト
富士フイルムが、X-Stories コンテンツ内で GFX Technologies #06「GFX Technologies #6 -Color Chrome Effect、ゴールでありスタート 」を掲載しました。今回は " カラークロームエフェクト " のこだわりを解説しています。
- GFXには、画質・色再現に関する新機能”Color Chrome Effect”が搭載されている
- この”Color Chrome Effect”開発には、あるリバーサルフィルムがヒントとなっている
- その名を”fortia”という
- 2004年に”Velviaを超える超高彩度・超鮮烈色”というフレーズとともにデビュー
- 数量限定で販売されたため、その話題性とは裏腹に実際に使用された方は少ない”知る人ぞ知る”フィルムとも言える
- 残念ながら”Velvia”をどれだけいじっても”fortia”にはならない
- そもそもの色再現の思想が違うということもあるが、それ以前にリバーサルフィルムの色の特徴の一つに”高彩度域でも階調が残っている”ということがあげられる
- fortia”は”Velvia”以上に彩度が高くても、色が飽和せずに立体感のある描写を実現
- 彩度は維持したまま、輝度による強弱で階調をつくり立体感を表現するというのが、この”Color Chrome Effect”なのだ
- 副作用もあり、あまりにも高度で複雑な処理が必要になるため、プロセッサに負荷がかかる
- X-Processor Proを以ってしても約1.0秒、”Color Chrome Effect”処理に力を割く必要がある
- 通常は”OFF”にしておいて、カメラ内RAW現像の際に”ON”にするという使い方を薦めたい
- FUJIFILMは、Fシミュレーションを”ゴール”であるべく全力で作り込んでいる、しかしそれを撮影者の”スタート”として使っても問題はない
製品ページの解説には " カラークロームエフェクト : 彩度が高く階調が出にくい部分に深みのある階調表現を加えます。" と掲載されていますが、どうやらプロセッサの負荷が高いフィルムシミュレーションの模様です。