富士フイルム フィルムシミュレーション ETERNAは、F-LogなみのDレンジを実現
富士フイルムが、X-H1開発秘話 #4「新フィルムシミュレーション ETERNA(エテルナ)」 を解説しています。動画に最適化されたフィルムシミュレーションで静止画とは違う思想でアプローチで作り上げた事が伺える内容に。
- 元々「ETERNA」は、映画用フィルムのプロダクトネーム
- 静止画の記憶色は1枚でコミュニケーションが完成するが、映画は時間の推移があり演者の動きや声や音があるので、流れを止めないように彩度は抑え目で階調を広くした映画特有の画質設計
- " ETERNA " とはまさに " シネマ・ルック " " フィルム・ルック " を一発で撮影するためのフィルムシミュレーション
- 12段のダイナミックレンジが基本設計でF-LogなみのDレンジを持っている
- 色もただ彩度が低いわけではなく、キーとなる色ごとに微妙に彩度を抑えている
- (例えば)記憶色の青はマゼンダ方向にチューンするが、シネマルックの青はシアン・グリーン方向にチューンする ※加算の芸術と減算の芸術の違い
これまでボディ側の話が続きましたが、一気に新フィルムシミュレーション ETERNA(エテルナ)の話に。今回も文体が「プロフェッショナル仕事の流儀」的な感じで読んでいると頭の中で " progress " のイントロが流れてきます。