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富士フイルムが、マルチショットは技術的に可能だがその予定はないとコメント

Fuji Rumorsが、albedomedia(スペイン語サイト)が掲載した富士フイルム マネージャー インタビュー記事を紹介しています。X-H1をはじめ様々な興味深い事を語っている模様。

  • X-H1ボディサイズ … 実際のところユーザーから操作性を改善すべく特にグリップの大型化の要望のフィードバックを得ていた
  • ボディ内手ブレ補正機構(IBIS) … 複雑な構造を採用しており小型化できなかった
  • 高解像マルチショット … 技術的に可能であるが、現時点で採用する予定はない
  • ソニー α7 III … 富士フイルムのシステムの方が(より小型で)光学系もバランスが取れていると思っているが、マーケティングはソニーの方が上で我々が改善すべき箇所
  • X-H1 vs X-T2 / X-T3 … X-H1は静止画と動画志向のハイブリッドカメラで、X-T2は静止画に重点を置いているので静止画中心に進化していく
  • X-T2 ファームウェアによる動画機能拡張 … 一部のモデルはアップデートする予定であるが、時期はまだ決まっていない
  • X-T2 vs X-H1 放熱と硬度性能 … 放熱は25%向上し、硬度はX-T2は6Hで、X-H1は8H ※Hは塗膜の引っかき硬度を規定する単位で、4Hが動車のボディ塗膜と同程度
  • α7SやGH5Sような低解像モデル … その計画はなく、現時点で静止画/動画ハイブリッドモデルに焦点を当てたいと思っているが、今後動画の成功次第で検討する可能性はある
  • 次世代X-Transセンサー … 現行の2400万画素は良い落しどころで、解像度(画素数)を上げても光学系には限界があり品質が向上する事はない
  • AF性能の向上 … AFパフォーマンスを改善する事は可能で、AFエリアのカバー率は競合機より低いが、X-Transの6x6配列はきっちり動作し変更する必要はない

スペイン語から英語に翻訳した記事なので、スペイン語は全然分からないのでかなりざくっり日本語に意訳しています。Fuji Rumorsの記事はFocus Numeriqueのインタビュー記事も紹介していますが、すでにピックアップ済みなので割愛しました。

MACお宝鑑定団が、CP+ 2018 富士フイルム X-H1 開発者トーク映像を公開しているので、こちらでも興味深い話が伺える内容となっていて、X-H1開発秘話でも「塗装・強度」「ボディ内手ブレ補正」「AF」など詳しく解説しています。