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dpreviewが、富士フイルム X-T100 レビューを掲載 アワード獲得ならず

dpreviewが、富士フイルム X-T100 レビュー記事を掲載しました。総合スコア79%でアワード獲得には至らず長所・短所がはっきりした内容となっています。静止画質やバッテリーライフの評価は高いものの、動画性能や追尾AF性能の評価が低く、dpreview的にそれ程評価は高くない模様。

X-T100の長所

  • 素晴らしいJpeg品質
  • ISO感度耐性の高さ
  • ユニークな3方向チルト式タッチ液晶
  • 価格の割にしっかりしたボディ
  • 内蔵236万ドット有機EL EVF
  • 3番目のダイヤルは、フィルムシミュレーションを割り当ててみる事をお勧めする
  • 素晴らしいバッテリーライフ
  • USB充電に対応
  • 着脱式グリップが付属

X-T100の短所

  • 動体のAF性能が貧弱
  • 顔検出機能が貧弱
  • メニュー周りが遅い
  • 動画撮影ボタンを押してから、実際に撮影が開始されるまで間がある
  • Jpegのシャープネスは少し高過ぎる
  • カスタマイズ性は限定的
  • 動画性能が貧弱 (4Kと1080p)
  • 4K 15p 本格的に使える機能ではない
  • RAW連写時、バッファがすぐ一杯になってしまう
  • タッチパメルは、Qメニューに非対応
  • 遅くぎこちないマルチフォーカス機能

静止画質とノイズ耐性は高く評価しているものの、動画品質は評価は低く、4K性能は箱に記載するためだけの品質でローリングシャッターに悩まされるとのこと。1080 60p動画品質に関しても品質はそれほど高くないと評価しています。

シングルAFのフォーカス性能は問題ないが、動体に関しては簡単なテストでも上手く行かなかったと掲載しています。顔検出機能も遅く、良く動く子供や幼児撮影には向いていないそうです。※日本でパパママカメラとして販売中

ボディ自体の仕上がりやバッテリーライフの評価は高く、その反面全体的な動作は遅くメニュー周りの操作で遅さが顕著になる模様。静止画メインの使い方ですでに交換レンズをたくさんお持ちであれば、X-T100は検討する価値はあるものの、より動画性能が高い競合機が存在し他に良い選択肢は存在すると結論付けています。

他の編集者のインプレッション

  • コンパクトで競争力ある価格で素晴らしい画像品質を実現した魅力的なカメラであるが、メニュー周りの動作が遅く、追尾AFは使えるレベルではない。主に静物を撮影するユーザーはシャープな画質とリッチな色味を享受できる機種で、動体を撮影しようと思っている方は他の機種に行くのがベスト。
  • 富士フイルムは素晴らしいJpeg品質を実現しつづけており、このX-T100も例外ではなない。ボディはスタイリッシュで軽量に仕上げられているが、X-T100の弱点は動作速度が遅い事にある。しかしカジュアルなスナップや(SNSなどの)シェアリング目的であれば、それほど大きな問題になる事はない。

パナソニック GX7 Mark II (海外名 GX80 / GX85)、オリンパス OM-D E-M10 Mark III、キヤノン EOS Kiss M (海外名 EOS M50)、ソニー α6000、富士フイルム X-T20などの競合機種と比較したレビューも掲載も掲載していて参考になるのではないでしょうか。