富士フイルム XF10は、素晴らしいスナップショットカメラ
ePHOTOzineが、富士フイルム XF10 レビューとサンプル画像を掲載しました。XF10は、大型なAPS-Cセンサーを搭載しどこに居ても気軽に高品質な写真が撮影可能な素晴らしいスナップショットカメラであると評価しています。ただしスタイリッシュなコンパクトカメラなだけに必要最低限のコントロール類(ダイヤル・ボタン)しか用意されておらず、意識の高いユーザーは満足できない可能性がある事も指摘しています。
XF10の長所は…
- スタイリッシュでミニマルなデザイン
- 良好なノイズ耐性
- 2400万画素 APS-C CMOSセンサー
- スナップショットモード
- Wi-Fi & Bluetooth
XF10の短所は…
- 固定式レンズは、被写体を選ぶ
- 高速連写枚数が限定的 ※6コマ/秒 連続撮影枚数13枚(Jpeg)
- RAW撮影時のISO感度設定に制限がある
- 4K 15fps
4つ星を獲得し " お勧め機種 " に選出しています。富士フイルム XF10は、大型センサーを搭載し、非常に良好な画像が撮影可能なコンパクトカメラであると選出理由を挙げています。
XF10は、お洒落なトレンディ・コンパクトが欲しいユーザーにアピールするスタイリッシュ・カメラであると説明。質感があり、ちゃんとした画像が撮影可能である事も付け加えています。以前ラインアップしていたX70よりもダイヤルやボタンなどの物理的なコントロール類は少なく、X70 後継機が用意されなかった事は残念であるとコメント。
XF10は、良好な色味でノイズ耐性が高く素晴らしい画像を実現しているとのこと。やはり物理コントロール類が足りないためにレトロ的や審美的な魅力がないと指摘。
コンパクト機を探していて、ポケットや小さなバッグに収まり、富士フイルムの色味を求めているのであれば、XF10はその選択肢のひとつとなり得るが、意識が高い写真家にとっては満足できないかもしれないと、少し人を選ぶコンセプトのカメラである事が伺えます。しかしシンプルかつコンパクトに仕上がったこのカメラは、APS-Cセンサーと富士フイルムの色味の恩恵で、どこに居ても気軽に撮影しても素晴らしいショットが撮影可能なスナップショットカメラであると結論付けています。
ISO感度耐性は…
- ISO3200やISO6400まで素晴らしいノイズ耐性と非常に良好なレベルのディテールを実現している
- ISO12800 … ディテールは落ちるが、ノイズは非常に良好に制御されている
- ISO12800で撮影した画像は使用可能なレベルであるが、ISO25600も必要に応じて使用可能な時もある
- ISO51200 … この設定は使用しない事をお勧めする
…判断しています。XF10は拡張感度でISO100が選択可能ですが、ダイナミックレンジが狭くなり使用しない事を勧めています。拡張感度 ISO100 / 25600 / 51200でRAW+Jpeg撮りは、対応していない模様。