富士フイルム X-T30 と XF16mmF2.8 R WR を発表 X-T3最新ファームウェアを予告
富士フイルムが、小型軽量APS-Cミラーレス機「X-T30」と広角フジノンレンズ「XF16mmF2.8 R WR」を発表しました。加えて「X-T3」最新ファームウェアアップデート Ver.3.00を予告し、顔/瞳AF性能を強化しています。
ポジション的にエントリークラスと言うより " X-T3の弟分 " と言った表現がしっくりくる「X-T30」の登場です。デザイン言語はX-T20を引き継ぎつつもX-T3と同じ第4世代となる " 2610万画素 X-Trans 4 センサー " と " X-Processor 4 " を搭載し小さな巨人(the Little GIANT)といった感じです。
新たに " フォーカススレバー " を採用し、4K動画機能もフィルムシミュレーション " ETERNA " に対応、6K→4Kオーバーサンプリングを実現し、動画撮影時の顔/瞳AFにも対応。動画AFに関しては、α6400と比べた比較テスト動画の登場に期待したいところです。
2019年3月下旬発売予定、予約受付開始は2月19日10時とのこと。「X-T30 スペシャルコンテンツ」も公開し「X-T30 デビューキャンペーン」の告知も行われました。
- 型番 : XF16mmF2.8 R WR
- レンズ構成 : 8群10枚(ED非球面レンズ 2枚)
- 焦点距離 : f=16mm (35mm換算:24mm)
- 画角 : 83.2°
- 最大口径比 : F2.8
- 最小絞り : F22
- 絞り形式 : 9枚 (円形絞り) 1/3ステップ (全19段)
- 撮影距離範囲 : 17cm~∞
- 最大撮影倍率 : 0.13倍
- サイズ : ø60.0mm x 45.4mm
- 質量 : 155g
- フィルターサイズ : ø49mm
「X-Pro2」「X-T3」「X-H1」との組み合わせで威力を発揮する小型軽量・防塵防滴耐低温仕様。F2Rシリーズに通じるデザイン言語を採用している事が分かります。ステッピングモーターを採用する事で実現した高速静音AFを謳い、中心部から周辺部まで高い解像力を実現した広角レンズの模様。
ブラックは2019年3月下旬発売予定、シルバーは2019年5月と遅め、希望小売価格は55,000+税となっています。レンズ構成図とMTFチャートは掲載済みですが、現時点でサンプル画像は掲載されていません。今後掲載されると思われます。
FUJIFILM X-T3 最新ファームウェア Ver.3.00 ※4月リリース予定
- 顔検出/瞳AFの追従性・安定性の向上
- 新機能「顔セレクト」を搭載
- 距離が離れた被写体へのAF合焦スピードの向上
- タッチパネルの使い勝手・反応速度向上
「X-T3 Ver.3.0」と「X-T30」はさらにAFが強化され、特に顔/瞳AF関連機能が強化されました。アルゴリズムを改善し " X-T3 Ver.2.0 " と比べると顔/瞳AFの追従性・安定性はさらに強化され、遠くにある小さな顔への検出性能は約30%向上し、遮蔽物が顔を横切った際にも安定して追従する模様。静止画だけでなく、動画撮影時の性能も大幅に改善するとのこと。