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富士フイルム X-T3 Ver.3.0 を公開 瞳AFの追従性・安定性の向上 顔セレクトを搭載

富士フイルムが、X-T3 新ファームウェアアップデート Ver.3.00をリリースしました。10項目に及ぶ機能強化・改善ファームウェアアップデートとなっており、「瞳AFの追従性・安定性の向上」や「新機能 : 顔セレクト搭載」などを含みます。

顔検出/瞳AFの追従性・安定性の向上
アルゴリズムの改善により、顔検出/瞳AFの追従性・安定性をさらに強化します。遠くにある小さな顔への検出性能は約30%向上し、遮蔽物が顔を横切った際にも安定して追従します。静止画はもちろん、動画撮影時の性能も大幅に改善します。

新機能「顔セレクト」を搭載
顔検出ON時に複数の人がいた場合、合焦・追従・露出を合わせる顔を選択できる「顔セレクト」機能を新たに搭載します。タッチ操作、もしくはフォーカスレバーで任意の顔を選択することができます。

距離が離れた被写体へのAF合焦スピードの向上
アルゴリズムの改善により、遠距離から近距離、もしくは近距離から遠距離にフォーカスを合わせる際のAF合焦スピードが大幅に向上します。

タッチパネルの使い勝手・反応速度向上
タッチパネル設定に「ダブルタップ拡大」、「タッチファンクション」のON/OFFを選べる機能を追加します。設定をOFFにすることでタッチパネルの反応速度が向上し、より快適にタッチショット、AF、フォーカスエリア選択などを行うことができます。

瞳検出時顔枠表示変更
瞳AF時に瞳枠のみを表示するようにしました。

EVF時タッチパネル操作追従性改善
EVF時のAF/MFエリア移動のタッチパネル操作の追従性を改善しました。

インターバル撮影時のフォーカスレバーPUSH操作改善
インターバル撮影中のフォーカスレバー(八方向キー)のPUSH操作を無効にしました。

フリッカー低減連写速度改善
フリッカー低減のメニューがON/OFFから全コマ/1コマ目のみ/OFFの三択に変更になり、1コマ目のみを選択したときのCH連写の速度が改善されました。

画像転送予約ファイルのメッセージ表示見直し
起動時に予約ファイルが無い場合は、メッセージを表示しないようにしました。

その他軽微な不具合を修正しました。※プレスリリースより

最近のミラーレス機で注目される機能の1つに " 瞳AF " がありますが、ソニーが " リアルタイムトラッキング/リアルタイム瞳AF " を実装し先日は α7R III / α7 III が動物瞳AFに対応して話題になりましたが、今回富士フイルムは、「顔検出 / 瞳AFの追従性・安定性の向上」「顔セレクトを搭載」「瞳検出時顔枠表示変更」など機能改善強化を図ってきた印象。AFやタッチパネルの機能なども改善していて全体的にVer.3に相応しい内容となっています。