富士フイルム チェキ年間販売台数1000万台超え X/GFXシリーズは売上を伸ばす
富士フイルムが、2019年5月8日付で「2018年度 決算説明会資料」を公開しました。イメージングソリューション部門の売上高は3,869億円(前年比 1.0%増)、営業利益は511億(先行投資により前年比 8.4%減)とのこと。
決算説明会資料 ノート付き(PDF)を見てみると…
イメージングソリューション部門
- 売上高 … 前年比1.0%増の3,869億円
- 営業利益 … 販促・宣伝・研究開発などの先行投資により前年比8.4%減の511億円
イメージングソリューション部門の概況
- チェキの累計販売台数が1,002万台に達する ※2018年4月~2019年3月
- 「X-T3」と「X-T30」の販売が好調に推移
- 中判ミラーレス機「GFX 50R」が売上げに寄与
- 付加価値プリント「WALL DECOR」の販売が好調に推移
- 車載用など各種産業用レンズの販売が堅調に推移
- プロジェクター市場に参入しビジネス領域を拡大
イメージングソリューション部門は、各事業で販売が堅調に推移し売上が増加。拡販するために販促・宣伝費や次世代製品の研究開発費を投入した事により営業利益は511億円に留まった模様です。カメラ市場の急激な縮小が叫ばれている中、やはり " チェキ " の存在は大きいのではないでしょうか。東洋経済オンラインの記事 " 富士フイルム「チェキ」、年1000万台なぜ売れる " が興味深く感じます。
2019年度の方向性
質疑応答(PDF)を見る限り、2019年度もチェキは1,000万台レベルの販売を維持しながらインスタントビジネス全体の売上・利益の維持拡大を目指す事を明らかにしています。加えて「Xシリーズ」「GFXシリーズ」は、他社との差別化する事により2019年度も継続して売上の増加を目指すとのこと。
ちなみに富士フイルムは「FUJIKINA 2019 東京」を2019年5月25日(土)~26日(日)に開催予定で、1億画素センサー搭載 中判ミラーレス機 GFX 100の正式発表が期待されています。X100F 後継機に関しては、2020年にならないと登場しないとう噂もありますが、2019年下期の動きにも注目です。
あと写真フィルムの価格改定および販売終了も告知されました。