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富士フイルム XF8-16mmF2.8 素晴らしい光学性能を実現し基準を引き上げるレンズ

ePHOTOzineが、富士フイルム 大口径超広角ズームレンズ XF8-16mmF2.8 R LM WR レビューとサンプル画像を掲載しました。卓越した画像品質と素晴らしいハンドリングを実現しているものの、その分価格はゴージャスであると評価しています。

XF8-16mmF2.8 R LM WRの長所

  • 非常に高いシャープネス
  • 実質的にゼロと言って良い色収差(CA)
  • 卓越したフレア耐性
  • 素晴らしいハンドリング
  • 品質が高い造り
  • 低いレベルに制御した歪曲
  • 周辺減光も低いレベルに抑えている
  • F2.8通しズームレンズ

XF8-16mmF2.8 R LM WRの短所

  • 価格設定
  • 質量 ※805g (レンズキャップ含まず)

4.5星を獲得し" かなりお勧めレンズ " に選出しています。「XF8-16mmF2.8 R LM WR」は、Xシリーズにおける最も広角なズームレンズであり、卓越した画像品質と素晴らしいハンドリングを実現していると選出理由を挙げています。

市場に卓越したレンズ群が増えてきており、素晴らしい光学性能を実現し基準が引き上げられた分、必然的にコスト(価格)も掛かる事を指摘。(※希望小売価格 : 277,500円+税) 価格・品質そしてカメラ資金の方程式を解き自分で決断する必要があるとのこと。

「XF8-16mmF2.8 R LM WR」は、ゴージャスな価格だけあって当然高いスコアを叩き出すレンズで、こういう時はかなりお勧めする事になると結論付けています。

MTFチャートを掲載していて…

  • 8mm 中央部 … F2.8~F16まで素晴らしく、F22でも良好なレベルを維持
  • 8mm 周辺部 … F2.8は良好、F4で非常に良好、F5.6で素晴らしく、F8~F11が非常に良好、F16で値が下がるがまだ良好、F22でソフト描写
  • 10mm 中央部 … F2.8~F4まで卓越し、F5.6~F16が素晴らしく、F22で非常に良好
  • 10mm 周辺部 … F2.8~F8まで素晴らしく、F11が非常に良好、F16が良好、F22でソフト描写
  • 12mm 中央部 … F2.8~F5.6まで卓越し、F8~F16まで素晴らしく、F22は非常に良好
  • 12mm 周辺部 … F2.8~F11まで素晴らしく、F16が非常に良好、F22でも良好
  • 16mm 中央部 … F2.8~F16まで素晴らしく、F22で非常に良好
  • 16mm 周辺部 … F2.8~F4まで非常に良好、F5.6~F8まで素晴らしく、F11が非常に良好、F16が良好、F22でソフト描写

色収差(CA)チャートも掲載し、素晴らしいレンズ設計もしくはオフには出来ないカメラ内補正により、すべての焦点距離において事実上無しと言って良いレベルであると高い評価。実際に掲載されている色収差チャートを見てみても、かなり低いレベルに制御されている事が確認できます。

歪曲は、8mm +0.34% 糸巻型歪曲、10mm +0.90% 糸巻型歪曲、12mm -0.52% 樽型歪曲、16mm  -0.08% 樽型歪曲があるとのこと。ボケ味は超広角レンズだけに望遠レンズのようなボケ感は得られないもの滑らかなグラデーションを実現しているそうです。周辺減光は控え目であると判断。

全体的に焦点域の全領域に渡り素晴らしいパフォーマンスを発揮し、素晴らしいレンズ設計の見本となると高い評価をしています。