富士フイルム X-T4 さらに動画に配慮した事が伝わる動画2本
富士フイルム「X-T4」は2020年4月の発売を予定しています。5軸手振れ補正機構を搭載し、背面モニタをバリアングル式に変更した意欲的なXシリーズ新型機で、さらに動画に最適化したというか動画に配慮した事を感じさせてくれる動画2本をピックアップしてみました。
X-T4: "Angelic Sky" / FUJIFILM
富士フイルムがX Storiresとして公式に公開した江夏由洋氏が「X-T4」で撮影したショートフィルムになります。富士フイルムは、これまでにGFXシリーズやX-H1などでアートファッション系の写真家などを起用したプロモーションムービーを公開していますが、今回のような映像を「X-Tシリーズ」で展開した事に最初違和感というか、やはり「X-Hシリーズ」の領域も今回の「X-T4」が担っていくのかな?とという印象。「X-H2」の噂はあるのだけど、2020年には登場しないと言われています。
今回のショートフィルムは、おそらく新フィルムシミュレーション " ETERNA ブリーチバイパス " で撮影していると思われます。このブリーチバイパス(銀残し)も映画用フィルムETERNAの延長線上で設定したフィルムシミュレーションだけに、どちらかというと静止画というよりも動画撮影を想定していそう。
FUJIFILM X-T4ファーストインプレッション【外観・操作性 編】
写真家 塙真一氏による「X-T4」ファーストインプレッション動画。この中で新しくなった所、変更が施された所や気になる所などをスペックだけでなく実際の使用感を「X-T3」「X-H1」と比較しながら語っていて、「X-T4」の購入を考えている方は参考になるのではないでしょうか。この中で動画周りの変更点を挙げていて…
- バリアングル式モニタを採用
- トラッキングAFは「X-T3」より進化
- 動画メニュー周りが使い易くなった
- ワンアクションで動画と静止画の切り替え可能になり便利
トラッキングAFは静止画・動画共に重要ですが、やはり動画に配慮した箇所もありバリアングル式モニタ、メニュー周り、切り替えレバーなど動画撮影における使用感を上げてきている事が伺えます。製品ページを見てみると " 動画専用 操作モード " などもアピールしており、今回6Kに対応しませんでしたが着実に全体的な動画性能を積み上げてきている感じです。