富士フイルム「XF18mmF1.4 R LM WR」発表 XFレンズ最高クラスの解像性能を実現
富士フイルムが、Xマウント 大口径広角単焦点レンズ「フジノンレンズ XF18mmF1.4 R LM WR」を発表しました。希望小売価格は144,100円(税込)。発売予定日は2021年5月27日(木)となっています。
予約受付開始は4月20日 AM10:00からなので、現時点で量販店売り出し価格は分かっていません。4月15日 PM6:00時点でまだ製品ページは公開されていません。
XF18mmF1.4 R LM WR
「フジノンレンズ XF18mmF1.4 R LM WR」は35mm換算 : 27mmの広角単焦点レンズで、プレスリリースを見てみると、XFレンズ最高クラスの解像性能を実現しながらも質量は370gと軽量で、フォーカス駆動はリニアモーター(LM)を採用する事によりAF焦点速度 0.04秒を実現した事をアピールしています。
XF18mmF1.4 R LM WR 基本スペック
- 焦点距離 : 18mm (35mm換算 : 27mm)
- F値 : F1.4 - F16
- 画角 : 76.5°
- 最短撮影距離 : 20cm
- 最大撮影倍率 : 0.15倍
- 絞り羽根 : 9枚 (円形絞り)
- IS : 非搭載
- フィルター径 : φ62mm
- 最大径x長さ : φ68.8 x 75.6 mm
- 質量 : 370g
富士フイルムは、これまでリニアモーターを単焦点レンズ F1.4シリーズで採用したレンズはありませんでしたが、今回「XF18mmF1.4 R LM WR」でついに採用といった感じ。「XF18mmF1.4 R LM WR」は、「XF16mmF1.6 R WR」375g、「XF23mmF1.4 R」300g、「XF35mmF1.4 R」187g に続くF1.4シリーズで今回も370gと軽量コンセプトできた事が分かります。
XF18mmF1.4 R LM WR プロモーション動画
「XF18mmF1.4 R LM WR」は高い精度を求め、最高画質を求めたレンズであり、やはり小型軽量にこだわり開発に苦労した開発秘話を披露。開発当初はのフィルター径は72mmだったそうです。軽量化に向けて金属をいかに薄くしながら強度を保つ事が重要なポイントだった模様。
スマートフォンの焦点距離は28mmのモノが多く、テーブルフォト、ストリートスナップ、広大な風景でこの1本でカバーできるので、今回最高品質の28mmレンズを企画したとのこと。リニアモーターを採用した事により近距離光景でも遠距離光景でも一瞬にピントが合い、最短撮影距離が20cmであるところが特長とのこと。
「XF18mmF1.4 R LM WR」は、各段に解像性能が高い最高画質のレンズになっていると断言しています。前玉の凹レンズにガラスモールド(非球面レンズ)を採用する事により、風景からポートレートまで実際に使うと実力が見えてくると自信を感じさせるコメントも。滑らかなボケ味も実現しており、本当に欲張りなレンズでありながらこのサイズで実現出来ている素晴らしいレンズと語っています。
何人かのXフォトグラファーのインプレッションも収録されており、開放から高いシャープネス、ピント精度、広角ながらも美しいボケ味、遠近感を自然に出せる、ドキュメンタリーな焦点距離、どんなシーンにも使える、最短撮影距離におけるフォーカス性能、これまでのXFレンズの中で最高画質、周辺部のシャープネスも向上、モーター音は静か、マニュアルフォーカスもスムーズ、目の前をありのままに映し出すような感覚、最高レベルの解像感と最小の収差、などなど絶賛しています。
サンプル画像
すでにdpreviewやPhotographyBlogなどの海外映像系メディアが「XF18mmF1.4 R LM WR」サンプル画像を公開し、オリジナルファイルがダウンロード可能なので、このレンズの仕上がり具合がチェック可能です。