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富士フイルム 年間決算発表 イメージング営業利益 1,019億円 (前年比 39.9%増)

富士フイルムが、年間決算 (2023年4月~2024年3月実績) を発表しました。イメージングは大幅増収増益で売上高は4,697億円(+14.5%)、営業利益は1,019億円(+39.9%)となっています。※()は対前年比

年間決算

イメージング部門の連結売上高は、4,697 億円(前期比 14.5%増)となりました。当部門の営業利益は、1,019 億円(前期比 39.9%増)となりました。

コンシューマーイメージング事業では、インスタントフォトシステム INSTAX の販売が好調に推移し、売上が増加しました。従来の製品ラインアップに加え、「INSTAX mini Evo」や 2023 年 10 月に発売した“手のひらサイズカメラ”「INSTAX Pal」を中心に付加価値の高い製品の販売が好調に推移しました。

プロフェッショナルイメージング事業では、デジタルカメラの販売が好調に推移し、売上が増加しました。2024年3月には、高級コンパクトデジタルカメラ「X100 シリーズ」の最新モデルとなる「FUJIFILM X100VI」を発売しました。約 4020 万画素センサーと最新プロセッサーを採用するとともに、シリーズ初のボディ内手振れ補正機能も搭載し、さらなる高画質・高性能を追求しています。※決算短信資料(PDF)より

イメージング 年間実績 (2023年4月~2024年3月)

  • 売上高 … 4,697億円 (コンシューマー2,976億円 / プロフェッショナル 1,721億円)
  • 営業利益 … 1,019億円 ※前年比 +39.9%

チェキを含むコンシューマーイメージングもX/GFXシリーズを含むプロフェッショナルイメージングも絶好調。プロフェッショナルイメージングの売上高を見てみると、1,434億円 → 1,721億円と前年度より+20%増収である事をアピール。あとやっぱり " チェキ " が強い事が伺えます。

次に今年度のイメージング部門の見通しも見てみましょう。

今年度 イメージング 見通し (2024年4月~2025年3月)

  • 売上高 … 4,800億円
  • 営業利益 … 1,000億円

見通しは四半期ベースの決算発表ごとに数値は変わっていきますが、今のところ今年度も好調を維持する見通しを立てている事が分かります。カメラ関連は為替の影響も大きいので、今年度のドル/円の推移も気になるところ。

決算短信資料(PDF)にイメージング部門の " 成長戦略 " が掲載されています。

イメージング部門 プロフェッショナルイメージング 成長戦略

イメージング部門では、「写真を撮る・写真を楽しむ・共有する」ことを核とした当社独自のエコシステムを発展させ、新しい感動や体験を創造し続けることで持続的成長を実現させます。

プロフェッショナルイメージング事業では、デジタルカメラ「Xシリーズ」「GFXシリーズ」マルチブランド戦略強化により、スマホでは飽き足らない潜在ニーズを掘り起こし、当社ファン拡大を図ります。※決算短信資料(PDF)より

今年度の製品展開に注目です。