富士フイルム Q2決算 (2024年7月-9月実績) 発表 イメージングは大幅な増収増益
富士フイルムが、2025年3月期 第2四半期 決算 (2024年7月-9月実績) 発表を行いました。イメージングは、チェキもデジタルカメラも好調で大幅な増収増益とのこと。
イメージングは、チェキ・インスタントフォトシステム・カラー印画紙などを含むコンシューマーイメージングと、X/GFXカメラ・シネレンズ・放送用レンズなどを含むプロフェッショナルイメージングに分かれています。
イメージング Q2実績 (2024年7月~9月) ※%は対前年同期比
- イメージング全体 … 売上高 1,265億円 (+11.0%) / 営業利益 337億円 (29.2%)
- コンシューマーイメージング … 売上高 776億円 (+7.6%)
- プロフェッショナルイメージング … 売上高 489億円 (+17.0%)
イメージングはチェキもデジタルカメラも好調である事が伺えます。対前年同期比だとチェキよりもデジタルカメラの方が売上が伸びている事が確認できます。
イメージング部門の連結売上高は、2,572億円(前年同期比17.4%増)となりました。当部門の営業利益は、662億円(前年同期比33.8%増)となりました。
コンシューマーイメージング事業では、インスタントフォトシステムinstaxの販売が好調に推移し、 売上が増加しました。2024年9月には、スマートフォンの画像をカードサイズのチェキフィルムにプリントできるスマホプリンター“チェキ”「instax mini Link 3」を発売しました。当社は今後も、“撮ったその場で、すぐにプリントが楽しめる”インスタントフォトシステムinstaxの世界を広げていきます。
プロフェッショナルイメージング事業では、デジタルカメラの販売が好調に推移し、売上が増加しました。2024年6月には、ミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」の最新モデル「FUJIFILM GFX100S II」、及び「Xシリーズ」の最新モデル「FUJIFILM X-T50」と、レンズ2本を発売しました。今後も、「GFX シリーズ」ではラージフォーマットによる圧倒的高画質を、「X シリーズ」では画質とサイズのベストバランスを実現し、デジタルカメラユーザーや映像業界に魅力的な製品を提供していきます。また、シネマライクな映像表現と放送用ズームレンズ「Duvoシリーズ」から、同シリーズ3本目で初の広角ズームレンズとなる「FUJINON HZK14-100mm」を9月に発売しました。※決算短信より
イメージング 上期実績 売上高 (2024年4月~9月) ※%は対前年同期比
- イメージング全体 … 2,572億円 (+17.4%)
- コンシューマーイメージング … 1,522億円 (+12.4%)
- プロフェッショナルイメージング … 1,050億円 (+25.4%)
上期 (2024年4月~9月) の売上高も決算発表資料に掲載されており、プロフェッショナルイメージングの売上高は前年同期比で " +25.4% " も伸びている事が確認できます。
イメージング 通期見通し (2024年4月~2025年3月) ※2024年11月7日時点
- 売上高 … 5,200億円
- 営業利益 … 1,150億円
イメージングの通期見通しは前回決算発表から上方修正しており、売上高は+100億円の " 5,200億円 " 、営業利益は+30億円の " 1,150億円 " を見通しています。ちなみに今回の通期見通しにおける為替は、1ドル/149円、1ユーロ/163円がベースの模様。
富士フイルムは先日「X-M5」を発表したばかり。おそらく今年の新製品発表は打ち止めと思いますが、2025年に富士フイルムがどのような新製品を発表してくるのか期待しているX/GFXユーザーさんは多いのではないでしょうか。