富士フイルムが「GFX ETERNA」をシネマカメラと表現しない理由を明らかに
CineD Japanが、富士フイルム「GFX ETERNA」インタビュー動画をYouTubeに公開しました。その中で富士フイルム商品企画マネージャーの大石誠氏が、「GFX ETERNA」をシネマカメラと表現せず映像制作用カメラと表現している理由を語っています。
Q :「GFX ETERNA」を " シネマカメラ " と呼ばず " 映像制作用カメラ " と呼んでいるのはなぜですか?
A : 我々がターゲットにしているのは " シネマ " だけでなく、" ドキュメンタリー " など他のビデオ・プロダクションも含まれます。これはGFXとは異なるスタイルです。
「GFX ETERNA」は映像制作において幅広い用途を見据えたコンセプトがベースになっている事が伺えます。インタビュー動画を見てみると「GFX ETERNA」は2年以上前から開発が始まっており、「GFX100II」と同時期に開発が始まった模様。
プレスリリースを見て分かる通り「GFX ETERNA」が搭載するイメージセンサーやプロセッサは「GFX100II」と同様です。インタビューでは、画質は基本的に同じであるものの、動画に最適化した仕様になっており、ボディ自体のインタフェースやモニタそしてサイズなど動画撮影に対して機能的である事をアピールしています。
性能的に突っ込んだ質問に対しては、開発中のためか明言は避けている感じですが、NDを内臓している事を明らかに。基本的にプレスリリース以上の詳細な情報は語っておらず、2025年中の発売を予定しているものの、価格に関して口先だけの話は出来ないとのこと。
Xマウント版 映像制作用カメラの可能性の質問に対しては、どちらかというと否定的な反応。あなたが言うようなXマウント版を作るとすれば、別のモノになる…まったくマウントも違うし…とコメントしています。
GFX 映像制作用カメラ用のマニュアルレンズや動画撮影に最適化したGFレンズの可能性に対する質問に対しては、市場のフィードバックを待ちたいとコメント。※ちなみにGFレンズロードマップで2025年に「パワーズーム搭載ズームレンズ」を予定しています。