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富士フイルム「GFX100RF」発表 哲学・素材・使用感・機能・デザインに妥協なし

富士フイルムが「X Summit PRAGUE 2025」を開催しレンズ一体型 中判プレミアムコンパクトカメラ「GFX100RF」を正式発表しました。 国内では2025年4月10日発売予定。米国価格は4,899ドル。

GFX100RF

GFX100RF
「GFX100RF」はGFXシリーズ史上最も小型軽量なモデルであり、GFXシリーズ最高峰の卓越した画質をより身近にする一台とのこと。「GFX100RF」の機能性とデザイン性を追及したプロダクトデザインが、スナップや旅行などの日常シーンで上質な写真体験をもたらしてくれると表現。

質量

GFXシリーズ最軽量ボディ
「GFX100RF」の質量は735gでGFXシリーズ最軽量ボディを実現しているとのこと。「GFX50R」ボディ(775g)よりも軽量で、Xカメラ「X-T5 + XF16-50mmF2.8-4.8」セット(797g)よりも軽量ボディである事をアピールしています。

1億画素センサー

1億画素センサーとX-Processor5を搭載
「GFX100RF」は最新デバイスを搭載しており、1億200万画素 CMOS IIセンサーと画像処理エンジン X-Processor 5を搭載し、卓越した表現力と高いパフォーマンス性能を圧倒的な機動力で楽しむことが出来ると表現。

レンズ

35mmF4レンズを搭載
「GFX100RF」はレンズ固定式カメラで新開発「35mmF4」レンズを搭載しています。35mm換算 28mmの焦点距離の単焦点レンズとなっており、汎用性の高い画角で携帯性の高さとあいまって機動力の高い撮影を可能にするとのこと。

EVF

「GFX100SII」と同等のEVFを搭載
「GFX100RF」は「X100VI」のようなハイブリッドビューファインダーを搭載していませんが、「GFX100SII」と同等のEVFを搭載。576万ドット 倍率0.84倍の高倍率・高精細なEVFを搭載しているとのこと。小型ボディながらも妥協はせず没入感を高める理想のレンジファインダースタイルカメラを実現したと表現。

背面モニタ

背面モニタはチルト式
「GFX100RF」の背面モニタはチルト式となっており、液晶モニタのアスペクト比は3:2、サイズは3.15型、解像度は210万ドットとのこと。3:2のアスペクト比に合わせてアイコンの配置を最適化する事により撮影に集中できるインターフェースに仕上がっているそうです。

クロップ

デジタルテレコン切換レバー
「GFX100RF」はデジタルテレコン切替レバーを採用しており、45mm、63mm、80mm相当のクロップが可能でGFXシリーズ初の機能とのこと。「GFX100RF」は1億画素センサーを搭載しているので、有効にデジタルテレコン機能を活用できそうな予感。

アスペクト

アスペクト比切換ダイヤル
「GFX100RF」のもう1つの特長は " アスペクト比切換ダイヤル " ではないでしょうか。カメラ背面上部にアスペクト比切換ダイヤルを配置し、直観的にアスペクト比が変更可能に。この機能も1億画素センサーを有効に活用できる機能ではないでしょうか。9種類のアスペクト比を用意しているとのこと。

デザイン

初代X100から継承した哲学と金属の質感
「GFX100RF」は初代「X100」の哲学を継承しており、デザインや外観を満足できる高付加価値商品として細部までこだわって仕上げたとのこと。ボディは昔ながらの中判カメラの雰囲気をまといつつ、手に持った時に重量感のある写真機らしい感覚を残す事を意識したそうです。カメラ軍艦部分は1つの金属から削り出しているとのこと。レンズやダイヤルの操作部分や底面プレート、ホットシューカバー、電池蓋に至るまでアルミ素材を用いる事でカメラ全体を通して金属の持つ質感を最大限に引き出した仕上がりを目指したそうです。操作時のトルク感なども念入りに調整しているそうです。「X100」シリーズと比べて、より一層の高級感を意識しているとのこと。

リーフシャッター

リーフシャッターを採用
「GFX100RF」は「X100」シリーズと同じようにリーフシャッター(レンズシャッター)を採用しています。リーフシャッターは、フォーカルプレーンシャッターとは違いシャッタースピードに関わらず日中のフラッシュ撮影が可能性なところが特長の1つ。4段分のNDフィルターも内臓しています。

価格

GFX100RF 価格は4,899ドル
「GFX100RF」の米国価格は4,899ドル。単純に現在のレートで円換算すると約73万円になります。国内では2025年4月10日発売予定。カラーバリエーションは、ブラックとシルバーの2色展開となっています。