富士フイルム 年間決算発表 イメージング営業利益 対前年度で+36.4%
富士フイルムが、2025年3月期決算 (2024年4月-2025年3月実績) 発表を行いました。イメージングは、チェキもX/GFXカメラも好調で売上高も営業利益も対前年度を上回りました。

イメージング実績 ※2024年4月-2025年3月
- 売上高 … 5,420億円 (対前年度 +15.4%)
- 営業利益 … 1,392億円 (対前年度 +36.4%)
イメージング部門
イメージング部門の連結売上高は、5,420億円 (前期比15.4%増) となりました。当部門の営業利益は、1,392億円 (前期比36.4%増) となりました。コンシューマーイメージング事業では、インスタントフォトシステム「instax」の好調な販売が継続し、売上が増加しました。当期は、ワイドフォーマット対応アナログカメラ「instax WIDE 400」や、ARエフェクト機能を強化したスマホプリンター「instax Link 3」、シリーズ最多のエフェクトを搭載したハイエンドモデル「instax WIDE Evo」など多彩な新製品を展開し、幅広い年齢層や多様なニーズに応える新しい写真体験を提供しています。またイベント向けアプリ「instax Biz」を通じ、ゲームやスポーツ、音楽などさまざまな分野で「instax」のファン層拡大を進めており、今後も“撮ったその場で”、すぐにプリントが楽しめる「instax」の世界を広げ、写真の価値と楽しみを広めていきます。
プロフェッショナルイメージング事業では、デジタルカメラの販売が好調に推移したことにより、売上が増加しました。当期は「FUJIFILM GFX100S II」、「FUJIFILM X-T50」、「FUJIFILM X-M5」の新製品を発売し、2025年3月には、「GFXシリーズ」初となるレンズ一体型デジタルカメラで、フルサイズ1.7倍の大型センサーによる高画質と小型・軽量ボディを両立した「FUJIFILM GFX100RF」を発表しました。今後も、「GFX シリーズ」ではラージフォーマットによる圧倒的高画質を、「X シリーズ」では画質とサイズのベストバランスを実現し、デジタルカメラユーザーや映像業界に魅力的な製品を提供していきます。※決算短信(PDF)より
チェキを含むコンシューマーイメージングもX/GFXカメラを含むプロフェッショナルイメージングも好調を維持し、イメージング全体の売上高は5,420億円 (対前年度 +15.4%)、営業利益は1,392億円 (対前年度 +36.4%) で絶好調だった事が伺えます。営業利益が対前年度で+36.4%でビックリ。

イメージング通期見通し ※2025年4月-2026年3月
- 売上高 … 5,400億円 (対前年 -0.4%)
- 営業利益 … 1,270億円 (対前年 -8.8%)
2025年5月8日時点のイメージング通期見通し (2025年4月-2026年3月) は、売上高 5,400億円、営業利益 1,270億円 となっています。ただし上記の見通しは、米国関税政策の影響を織り込んでいないとのこと。なので今後の展開によっては大きな影響を受けるかもしれません。