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富士フイルム 上期決算発表 (2025年4月-9月実績) イメージング 営業利益21.5%増

富士フイルムが、2026年3月期 第2四半期(中間期)決算発表を行いました。上期(2025年4月-9月)におけるイメージングの売上高は2,915億円、営業利益は804億円、前年同期比で増収増益とのこと。

イメージング部門の連結売上高は、2,915億円(前年同期比13.3%増)となりました。当部門の営業利益は、804億円(前年同期比21.5%増)となりました。

コンシューマーイメージング事業では、累計販売台数1億台を突破したインスタントフォトシステム「instax」の伸長により、売上が増加しました。主力機種である「instax mini 12」や「instax mini Evo」等に加え、前年度に発売した「instax WIDE 400」、「instax Link 3」、「instax WIDE Evo」等の多彩な製品や、2025年4月に発売したクラシックデザインのエントリーモデル「instax mini 41」が幅広いユーザーから人気を集める等、販売が引き続き好調に推移しています。また、生産設備増強によるフィルムの供給量拡大も売上の増加に寄与しました。今後も、撮影したその場でプリントを楽しめる「instax」の魅力を広げるとともに、写真の価値と楽しさを伝えていきます。

プロフェッショナルイメージング事業では、デジタルカメラの販売伸長により、売上が増加しました。前年度に発売した機種に加え、当年度第1四半期に発売した「FUJIFILM GFX100RF」、「X half(製 品名:FUJIFILM X-HF1)」、及び2025年8月に発売した新製品「FUJIFILM X-E5」等の販売が好調に推移しています。今後も「GFXシリーズ」ではラージフォーマットによる圧倒的高画質を、「Xシリーズ」では画質とサイズのベストバランスを実現することに加えて、「FUJIFILM GFX100RF」や「X half」のような新しいコンセプトのカメラを生み出すことで、デジタルカメラユーザーや映像業界に魅力的な製品を提供していきます。※決算短信(PDF)より

決算発表

イメージング Q2実績 ※2025年7月-9月

  • 売上高 … 1,462億円 (コンシューマー853億円 / プロフェッショナル609億円)
  • 営業利益 … 386億円

イメージング 上期実績 ※2025年4月-9月

  • 売上高 … 2,915億円
  • 営業利益 … 804億円

イメージング上期実績は、売上高2,915億円 (前年同期比+13.3%)、804億円 (前年同期比+21.5%) となっており好調を維持している事が確認できます。数字を見る限り為替や関税の大きな影響を受けていない印象。チェキもX/GFXカメラも出す機種すべてが好調ですよね。

通期見通し

イメージング 通期見通し ※2025年4月-2026年3月

  • 売上高 … 5,7000億円
  • 営業利益 … 1,370億円

イメージングの通期見通しは売上高 5,400億円 → 5,700億円、営業利益 1,270億円 → 1,370億円と前回見通しから引き上げています。富士フイルム全体の通期見通しは、イメージングの粗利増でヘルスケアとビジネスイノベーションの下方修正をカバーし営業利益を据え置いています。