ハッセルブラッド「XCD 3,2-4,5/20-35E」発表 35mm換算16-27mm超広角ズーム
ハッセルブラッドが、Xシステム 超広角ズームレンズ「XCD 3,2-4,5/20-35E」を正式発表しました。35mm換算 16-27mm の焦点距離をカバーしており、ハッセルブラッドは「このレンズを手にして自分だけの1枚を撮影し、光と影の織りなす色鮮やかなストーリーを生み出しましょう」と表現しています。
XCD 3,2-4,5/20-35Eは、ハッセルブラッドXCD Eシリーズ初の超広角ズームレンズです。商品名の最後の文字「E」は、XCDレンズのラインナップの中で最高(Exclusive)の光学性能を発揮することから付けられたものです。フルサイズ換算の焦点距離は16~27 mm、開放絞り値はf/3.2です。優れた光学設計、柔軟なフォーカスモジュール、高性能リーフ シャッターを備えたXCD 3,2-4,5/20-35Eは、自然の風景、都市の風景、広大な室内空間、環境ポートレートなど、さまざまなテーマを簡単に捉えることができます。※プレスリリースより
XCD 3,2-4,5/20-35E 基本スペック
- 焦点距離 : 20-35mm (35mm換算 16-27mm)
- F値 : F3.2-F4.5 (F32まで)
- 画角 (対角/水平/垂直) : 108 °/96°/79° (76°/65°/51°)
- フィルター径 : 77mm
- 撮影最短距離 : 32cm
- 最大撮影倍率 : 1:10.6 (1:6.4)
- サイズ (全長x直径) : 117mm x 81mm
- 長さ (カメラのレンズマウントから) : 112mm
- 質量重量 : 805g
- 互換性 : ハッセルブラッド Xシステムカメラと907Xカメラ
高画素1億画素センサーに対応した超広角ズームレンズ
「XCD 3,2-4,5/20-35E」のレンズ構成は 12群16枚 (非球面レンズ3枚) で中央から周辺部まで驚くほど鮮明な画像を実現しているとのこと。ワイド端 20mm (35mm換算 16mm) は、XCDレンズラインアップの中で最も広角レンズとなっています。
リーフシャッターを採用
富士フイルムの中判ミラーレスカメラはフォーカルプレーンシャッターを採用していますが、ハッセルブラッドは " リーフシャッター / レンズシャッター " を維持しています。
XCDレンズのグレード
XCDレンズは、これまで基本的に無印とVシリーズが存在しましたが、今回 " Eシリーズレンズ " がラインアップされました。Eシリーズはフラッグシップ光学品質、Vシリーズはバランスのとれたパフォーマンスを実現したレンズになります。あとPシリーズは、軽量かつポータブルなレンズになります。
米国価格は5,929ドル
5,929ドルを単純に現在の為替レートで円換算してみると、約84万円になります。ちなみに富士フイルム「フジノンレンズ GF20-35mmF4 R WR」フジフイルムモール価格は392,700円(税込)。「XCD 3,2-4,5/20-35E」はEシリーズだけに価格も相応です。※2024年9月11日時点の価格