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ライカ M 240 は、M9より2世代分ぐらいの進化を感じるカメラ

Ming Thein が、ライカ M Type 240 のレビューとサンプル画像を掲載しています。ライカ M 240 は、まだ改善すべきところもあるが、ライカらしいカメラに仕上がっていると評価しています。

  • ライカ M 240 はほぼ最終版のプロトタイプで Leica APO-Summicron-M 50mm F2.0 ASPH.、 Leica Summicron-M 28mm F2.0、 Carl Zeiss Biogon T*2.8/28 ZM のレンズを使用してサンプル画像を撮影している
  • 使い始めるとM9よりも数世代飛び越えた飛躍を感じるカメラである
  • まず使い易い
  • 背面モニタの色味やディテールは、ニコン D800 や オリンパス OM-D E-M5 に近い
  • 背面モニタはソニー RX100ほどの解像度は持っていないが、大きな改善がされている部分である
  • M 240 は、これまでより大きなバッテリーが使用されており、新しい充電器で80%高速充電が可能になっている
  • 外付け EVFを使用して600枚撮れたし、ファインダーと背面モニタで一般的な撮影であれば平均2000枚ぐらいはバッテリーは持つ印象
  • シャッターが大幅に改善されていて、M9やM8と比べると静かで振動も少ない
  • 同じくシャッターボタンの感触も改善されている
  • メニュー周りは完全に刷新されていて、X2やSのメニューに似ている
  • ボディは、M9と比べるとやや厚く感じる
  • 価格が適正であれば、正直ニコン(D4)やキヤノン機(1DX)の代替機になり得るかもしれない
  • Mシステムは、スタジオ撮影やロケーション撮影以外にも優れた旅行用カメラとして機能する
  • 正確なフレーミングやピント合わせがしたければ、背面モニタや外付けEVFで可能
  • 個人的には外付けEVFには違和感があるのだが、これはおそらく "レンジファインダーカメラはこうあるべき" という先入観があるからだろう (それ以外はまったく問題なし)
  • ISO6400までISO最高感度が上がっており、ISO200はD800Eのダイナミックレンジとほぼ同じ
  • ISO3200とISO6400はノイズの量は増えるが、基本使える範囲ではある
  • ネットで大きく議論されているのは、センサーがCCDからCMOSにアーキテクチャーが移行したことではないだろうか
  • CCDはフィルムっぽい色味でコダック製CCDは、豊かなクォータートーンで、間違いなくD800よりも喜びを感じる
  • 実際M 240のCMOSセンサーは、CMOSとCCDの中間に位置している印象である
  • M 240の色味は暖色系で彩度も全体的に高い
  • M 240のISO6400 と M モノクロームのISO5000 がほぼ同じぐらい
  • M 240は、1世代もしくは2世代M9より進化していて、ついにデジタル時代融合したカメラに感じる
  • 正直言って色味、EVFの挙動、マイクの位置など改善すべきところがあるが、ほとんどの部分はライカらしい仕上がりとなっている

これまでネットに掲載されてきたサンプル画像の中一番素敵なサンプル画像が掲載されているのではないでしょうか♪ 今回のレビュー記事は、かなり長いレビューなので内容をざっくりピックアップしています。

やはりセンサーがCCDからCMOSに移行して今までの色味とは少し違うようで、以前からライカを使い続けている方にとって気になるポイントかもしれませんね。でもレビューを見る限りデジタルカメラとして進化しているみたいなので、今後色々レビューが出てくれば全体像がつかめるのかもしれません。

まだ発売日は決まっていませんが、春には登場してくるのではないでしょうか。