ライカ X Vario Type 107 は、決してユーザーを失望させないカメラ
ePHOTOzine が、ライカ X Vario Type 107 のレビューとサンプル画像を掲載しています。X Vario は、ISO高感度耐性に優れ、色再現性も良く(ライカ)ユーザーを決して失望させることはないカメラだと評価しています。
- ライカ X Varioは、APS-Cセンサーを搭載したコンパクト機の中で初めてズームレンズを採用したカメラである
- オプションで外付けEVFを装着可能
- ライカ X Varioを手に取るとずっしり重く感じ、片手で楽に構えるのは楽ではない
- …が、片手はレンズにそえて両手で構えるとフィーリングは良くなる
- メニュー内に入って設定しなくても数多くの外部コントロールが採用されていて素早く簡単に設定を変更できる
- 背面モニタの視認性も良くて、メニューもクリアで見やすいのだ
- バッテリー寿命は350枚で、数日間充電できない状況になるのであれば予備バッテリーの購入をお勧めする
- 内蔵フラッシュを使ってポートレート撮影もしてみたのだが、フラッシュで赤目になる事はないが、フラッシュのガイドナンバーがGN5で、他の対抗機と比べるとスペックが低い
- 色再現性は非常に良くて、肌のトーンやディテールの良さは撮り手を喜ばせる
- …が、人によってはシャープネスや彩度を上げたくなるかもしれない
- ズームレンズは、広角域から望遠域まで良好なディテールを描画する
- 広角側にはわずかに周辺減光があり、望遠側には歪曲がみられる
- パープルフリンジは高コントラスト部分で確認できるが、テスト撮影した大半の画像では問題はなかった
- ISO高感度耐性は素晴らしく、ISO6400までならディテール維持している印象
- ISO12500になるとさすがにディテールは落ちノイズは増えるが、色再現性は保っている
- 動画はモアレが出やすい
- ライカ X Varioは高価なコンパクト機のひとつ
- APS-Cセンサーとズームレンズが採用されたユニークなコンパクト機
- 品質の高いボディでライカの赤いマークからくるプレミアム感は、ライカカメラを購入する余裕があるユーザーを決して失望させることはない
- シャッター、絞り、フォーカスそして必要十分な外部コントロールは、アナログ感を楽しむことができる
- ノイズ耐性や色再現性のある描画である
- 手振れ補正機構が採用されていないので望遠側のF値の暗さにはガッガリするかもしれないが、高品質な描画に使い勝手の良さは評価に反映すべき点である
ePHOTOzine の評価では四つ星を獲得していて、短所としては、高価なところ、レンズF値の暗さ、手振れ補正機構が採用されていない、近接撮影が30cmなところを挙げています。
発売前には、mini ライカ Mというティーザー広告を打ち出しただけに、実際発表されたときのF値暗さに失望するライカユーザーさんもネット上で見受けられましたが、何気に描画自体は良好のようです。